ここから本文です

高齢者の外出をサポート! 松戸市、7人乗りカート運行実証調査

2019/11/1(金) 11:58配信

千葉日報オンライン

 外出に不自由を感じている高齢者に社会参加を促し地域活動を活性化させようと、松戸市などは、河原塚の住宅地で集会所や買い物先への移動手段となる7人乗りカートの実証調査を始めた。狭く高低差のある地域の道路でも低速で騒音なく走る利点を生かし、住民間の交流、介護予防につながるかを検証する。

 国土交通省の支援事業に市の提案が県内で初めて選ばれた。時速20キロ未満で走る電気自動車のカート1台が貸与され、23日までの平日昼間に調査を行う。

 調査地域の河原塚南山地区(410世帯、1222人)は住宅開発から約半世紀がたち、高齢化が進んでいる。市内は台地と低地の起伏のある地形が多く、この地区も高低差は20・8メートル。加齢により自治会館での活動に参加できない人や、買い物に行けない人が出ているという。

 調査には千葉大学予防医学センターと地元老人会の河原塚南山ことぶき会が参加。同会会員が無償で運転役を担い、自治会館を起点に運行する。ルートは巡回や買い物、東松戸・八柱駅各方面など半径1キロに複数設ける。車庫や電源は会館周辺の住民の協力を得る。

 同センターの武藤剛特任助教はGPSを活用し住民の移動データから調査前後で外出の変化などを検証する考えを示した。「あまり外出しない人を地域に引き出す原動力になれば」と期待する。

 カートを試乗した内藤初子さん(82)は夫(88)と2人暮らし。通院には県外に住む長女や次女の助けを借りている。「坂道の上り下りは大変。買い物に乗り物があると助かる」と歓迎した。

 市は調査結果を踏まえ、運行地域の拡大を想定。社会参加促進の効果があれば本格運行も視野に入れる。

最終更新:2019/11/1(金) 11:58
千葉日報オンライン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ