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【医師に聞く】シミを消す、または薄くする方法はあるのでしょうか?

2019/11/4(月) 9:00配信

Medical DOC

Qスイッチレーザー治療は即効性がメリット、ダウンタイムがデメリット

編集部:
シミといえば、レーザー治療が一般的かと思っていましたが違うのですね?

梅澤先生:
Qスイッチレーザー治療は現在でも代表的なシミ治療法の1つです。Qスイッチレーザーによる治療は、熱エネルギーによって肌に沈着したメラニンを破壊して取り除くことで、隆起のない表在性のしみでは、たいていの場合1回でシミを消せるという即効性はあります。ただし、Qスイッチレーザー治療では治療後7~10日程度治療した部分をテープや絆創膏などで保護しなければいけなかったり、メイクができないなど、日常生活に支障をきたす期間があり、これをダウンタイムと呼んでいます。

編集部:
レーザーを照射しても、その場ですぐにシミが消えるわけではないのですね?

梅澤先生:
はい、かさぶたが剥がれるまではかえってシミが目立ってみえますので、広範囲に治療して間もないうちは人に会うと治療したことがわかってしまうなどのデメリットがあります。またレーザーの熱による炎症で、かさぶたが剥がれた後1か月位たってから炎症後色素沈着が生じることがあります。炎症後色素沈着は3~6か月程度でほとんどの場合消えますが、そういったことををしっかり理解したうえで行う必要があります。

編集部:
ダウンタイムや炎症後色素沈着はなんとかならないのですか?

梅澤先生:
最近、ピコレーザーという最新型レーザー治療機器が出てきました。ピコレーザーは、Qスイッチレーザー治療より熱による肌へのダメージが少ないので、ダウンタイムが短く、治療後の炎症後色素沈着のリスクが低いと言われています。まだ広く普及していないので治療効果やリスクに関するデータが不十分なことや費用が高いことがデメリットですが、将来的には、シミのレーザー治療はピコレーザーが主流になるかもしれません。

編集部:
レーザー治療はどのタイプのシミにも効果があるのでしょうか?

梅澤先生:
従来のシミのレーザー治療は、肝斑には向きません。レーザー照射による炎症によってメラニンの生成をかえって促進させてしまい、症状を悪化させるためです。ただ、レーザートーニングという、従来のレーザー治療より低い出力でマイルドに照射する新しい治療法であれば、肝斑にも効果的です。ただし、治療中止後の再発率が高いことに注意が必要です。

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最終更新:2019/11/4(月) 9:00
Medical DOC

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