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伊東大田楽、陛下即位祝う「あっと言わせる演舞を」 9日「国民祭典」出演

11/5(火) 9:41配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 伊東市で創作芸能「伊東大田楽」に取り組むNPO法人「ACT・JT静岡支部」の会員23人が、9日に皇居前広場で開催される天皇陛下即位を祝う「国民祭典」に出演する。大田楽は皇居二重橋前の特設舞台で行う第2部「祝賀式典」の演目の一つで、県内からの出演は同会員だけ。3万人の観衆が集まる大舞台で奉祝の演舞を披露しようと、稽古に熱が入る。

 当日は、狂言師の9世野村万蔵氏ら芸能家と、全国で大田楽に取り組む総勢100人が出演する。同支部からは小学生3人、高校生6人、一般14人(スタッフ1人)が参加。軽妙なリズムで舞う「番楽」に加わるほか、選抜された12人が楽器を打ち鳴らして舞うメインの「総田楽」では、三つの楽器の内の一つ「銅拍子」を伊東の高校生4人が担う。

 振り付けや楽曲は全国共通だが、出演者が集まるのは8日のリハーサルだけ。メンバーは他の参加者と合わせられるよう、入念に動きを確認している。総田楽に出演する安島静波さん(伊東商高3年)は「大田楽を多くの人に知ってもらうチャンス。あっと言わせる演舞を披露したい」と意気込む。

 同支部は、大田楽をアレンジした伊東大田楽の初公演(1998年)に参加した市民を中心に発足。22年にわたり公演を継続するとともに、2020年東京五輪・パラリンピックの県文化プログラムも主宰する。江口千代美支部長は「年々、子どもが少なくなる中でも火を消さずに続けてきたからこそ、これだけの大舞台に出演する機会が訪れた」と感慨深げに語った。



 <メモ>大田楽 平安時代に流行し、室町時代には姿を消した「田楽」を現代風に再構成した創作芸能。狂言師の5世野村万之丞氏(故人)が1990年、音楽家や舞踏家と検討を重ねてよみがえらせた。98年には、長野冬季パラリンピック閉会式でも披露された。2001年には主宰団体として「ACT・JT」が発足。伊東のほか京都、群馬などの市民グループが支部として公演に取り組んでいる。

静岡新聞社

最終更新:11/5(火) 9:41
@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

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