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【巨人】昨年ドラ2増田陸、左手首痛で6月手術もポジティブ!来季1軍昇格へ「必ずアピールしたい」

11/9(土) 14:02配信

スポーツ報知

 18年ドラフト2位の増田陸内野手(19)が復活に向け、汗を流している。ルーキーイヤーの今年は6月末に左手首を手術。長期のリハビリ期間を経て、10月22日の宮崎フェニックス・リーグ、オリックス戦(西都)で代打で実戦復帰を果たすと、翌23日の同リーグ、斗山戦(清武第二)では「6番・DH」でスタメン出場し、対外試合初アーチを放った。復活までの道のりと打撃好調の要因に迫った。(取材・構成=小林 圭太)

 増田陸は野球ができる幸せを再確認した。10月22日の宮崎フェニックス・リーグ、オリックス戦(西都)で代打で実戦復帰を果たし、安打をマーク。実戦で久しぶりのヒットの味をかみ締めた。

 「苦しい時もありましたが乗り越えて、まず今みんなと同じスタート地点に立てたというのは、本当にリハビリ期間を耐えてやってきて良かったなと思います」

 ルーキーイヤーの今年。いきなり大きな挫折を味わった。明秀学園日立高の時から痛みを抱えていた左手首がプロ入り後に悪化。苦渋の決断の末、6月末に人生初となる手術を決断した。

 「本当に治るのかな、とか、やって意味があるのかな、とネガティブな気持ちで不安でした。でもチームメートから、ここは踏み切ってみるべきだと言われて、思い切ってやりました」

 不安を振り払ったのは、持ち前のポジティブ思考だった。

 「変われるチャンスだと思った。自分を見つめ直す時間が増えたので、どういう選手になりたいのか、というのを考えた。どういうふうにプロで生きていくのか、と。それで、トレーニングしてパワーつけることが今は必要だと思った。体をつくって、大きくしようと踏み切りました」

 できることを最大限やり尽くした。リハビリを重ね患部の状態が良くなってくると、ウェートトレなどで筋力アップを図り、体重は入団時の80キロから「5、6キロ」増えた。体の変化を実感した。

 「下半身がでかくなって、それが一番うれしかった。どっしりと打席とかでも構えられますし」

 リハビリ中の懸命な努力も実り、実戦復帰2日目の10月23日の斗山戦(清武第二)では「6番・DH」でスタメン出場すると、5回に対外試合初アーチとなるソロを放った。やってきたことが無駄ではなかったことを証明し、手応えを感じている。

 「まだまだ振り込まないとダメなんですけど、当たった時にめちゃくちゃ飛ぶというか。打ち損じとか、ちょっとこすった当たりかなというのも上に上がって、飛距離も出てる感じがする。良い感じかな、と。あとは技術だと思うので。いかにつけたパワーを生かせるかだと思う」

 その後の試合では、クリーンアップの5番を担ったり、遊撃の守備位置に就くなど、さらなるステップアップを踏んだ。

 「復帰して試合にはすんなり入れたかな、と。ケガしている時からイメージしていた。あとは、今は素直に楽しむだけ。怖いものはない。プレーできる喜びをかみ締めてやっているだけなので。それが良い形に出たのかなと思います」

 幼少期からの憧れの坂本勇との共闘を夢見ている。今でも、理想像としてブレることはない。今季、遊撃手として40発をマークするなどの活躍ぶりは、若き戦士のハートをさらに熱くさせた。

 「理想としているのは、ずっと変わらないです。ずっと小さい時から見てきて憧れてきた人なので。影響を受けるのは今でも変わりません」

 来季はもちろん坂本勇と同じ舞台に立つことだ。

 「来年は、1軍のレギュラーを取るというのを一番の目標に置いています。2軍でいいやなんてダメ。1軍で活躍できるように練習して、気持ちは1軍で活躍するというのは、ずっと持ち続けていきたい。必ずアピールしたい」

 ◆支配下ルーキーのこの1年

 ▼1位・高橋 4月4日の阪神戦(東京D)でプロ初登板初先発勝利を挙げると、18試合に先発し5勝7敗、防御率3.19だった。

 ▼3位・直江 3軍で登板を重ね、経験を積むと、9月4日の西武戦(西武第二)でイースタン・リーグ初先発を果たした。

 ▼4位・横川 8月2日のイースタン・リーグ、日本ハム戦(G球場)で公式戦初先発で5回4安打、ソロホームランによる1失点に抑え白星。3軍を主戦場としながら、2軍で4試合に登板した。

 ▼5位・松井 4月20日の阪神とのファーム交流戦(G球場)でプロ第1号を放った。2軍で20試合に出場。

 ▼6位・戸郷 9月21日のDeNA戦(横浜)でプロ初登板初先発。阪神とのCS最終S第3戦(東京D)の大一番でも先発を任されるまでに成長した。

 ▼育成1位から支配下へ・山下航 7月5日に支配下選手契約を結ぶと、9月4日の中日戦(群馬)でプロ初安打、翌5日の中日戦(東京D)では、高卒育成入団1年目のスタメンは史上初の快挙を成し遂げた。

 ◆増田 陸(ますだ・りく)2000年6月17日、大阪市此花区生まれ。19歳。春日出中では大阪福島シニアに所属し、早実に進学した野村大樹(ソフトバンク)らとチームメート。明秀学園日立高では1年秋から遊撃のレギュラー。18年センバツでは1番打者として16強入りに貢献。178センチ、80キロ。右投右打。

最終更新:11/10(日) 21:43
スポーツ報知

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