ここから本文です

吉見よ、ケガを引退の理由としてくれるな―。元燕のエース館山氏が送った熱きエール

2019/11/5(火) 10:31配信

CBCテレビ

【サンドラを観られなかった全国のドラ友と共有したい番組のコト】

CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日午後12時54分から東海エリアで生放送)をみたコラム

【動画】ゴールデングラブ賞に中日から高橋周平選手と大島洋平選手 高橋は初受賞

このコラム(?)は「サンドラ」を見られなかった全国のドラ友に話したい! と、番組の内容を共有するコラム(?)である。
今週の放送で共有したいトピックスは、ドラゴンズ・吉見一起投手と今季をもって現役を引退した元スワローズ・館山昌平さんのスペシャル対談について。
吉見と館山氏といえば共に2009年シーズンに16勝を挙げて最多勝のタイトルを獲得。前年の08年から5年連続で2ケタ勝利を挙げるなどチームを代表するエースの地位まで上り詰めたのだが、長年同じ右ヒジのケガに悩まされたという共通点を持つ。
いわばライバルでもあり、球友でもある二人ならではの本音トークは非常に見応えがあった。なぜなら、まったく異なっているかと思えば通じる部分もあり、確固たる信念を持つ二人が変に同調することなく心の内を明かした“エース談義”だったからである。そして、対談の最後に館山氏が現役を続ける吉見に送ったメッセージは、イチ吉見ファンの筆者を共感させたのだ。
対談の内容は“最多勝の価値観”や“完投へのこだわり”として09年シーズンを思い返し、“最高の投球を引き出す極意”、“投手に一番大切なこと”といった野球観についても語られた。
まずは、吉見が館山氏を強く意識することとなった“きっかけ”から。エースの自覚が芽生え始めた09年の“ある試合”からだと明かした。

吉見、館山の両氏で異なった“最多勝の価値観”と“完投へのこだわり”

 「(前年の08年に2ケタ勝利を達成して迎えた)自信がついた年だったので大事な試合で投げたいという思いでいました。オールスター明け、最初の試合で投げ合って負けてから、館山さんをめちゃくちゃ意識するようになって。負けたくない、黒星をつけたいという思いだけでした」

 吉見と館山氏をライバル関係に位置づけたのは、この年の最多勝のタイトルを分け合ったことから始まったのではないだろうか。しかし、この最多勝について両者の価値観はまったく異なるものだった。


館山:正直に言いますけど、あまり関係のないタイトルなんですよね。いつもリードした場面まで投げ続けられたかというと、そうではなかったですから。チームに勝たせてもらった16勝という数字なので。

 吉見:僕は逆にすごく意識して取りにいったので。ピッチャーとして勝ち星が評価されるものだと思っていたので、当時はすごくうれしかったですね。


 さらにこの年は5度の完投も同じ数。しかし、両者のこだわりは対照的だった。


館山:できればダイレクトで抑えに繋ぎたい。抑えはチームの象徴なのでダイレクトに繋げられれば、その試合は先発投手が支配したという感覚なんですよね。

 吉見:僕は最後まで投げたい。ダメだったら助けてもらう。当時は100球でどうだとかなかったですから、150球を超えようが最後まで投げたい。完投を目指すんですけど、「岩瀬さん、お願いします」と試合中に方向転換することもよくしていたと思います。


 トークは「試合で最高の投球をする方法とは?」のテーマについても語られた。ここでも両者の違いが色濃く出たのだが、館山氏のプロフェッショナルとして意識の高さを感じる取り組みが明かされた。そして、そんな館山氏が持つ数々のルーティンの中から吉見が参考にしている取り組みについても告白した。

1/3ページ

最終更新:2019/11/5(火) 10:42
CBCテレビ

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事