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「圧倒的な天ぷらそば」で知られる立ち食いそば界の名店が復活。その意外な舞台ウラとは

11/5(火) 18:13配信

メシ通

「立ち食いそば好きなら、知らなきゃモグリ」の伝説のメニュー

いきなりですが、こちらをどうぞ。
立ち食いそば好きなら知らなきゃモグリの、水道橋「とんがらし」の伝説メニュー、天ぷらもりあわせ(550円)です。
そばが見えないぐらいに盛られた天ぷらは、圧巻のえび6個にいか1本になす4本。
これがなんと、浸ったツユがチリチリ音を立てるほどの揚げたてでサクサク。
下にあるのは清水製麺のゆで麺に、かえしのキュンときいた濃いめツユ。
まさに都内の立ち食いそばで最強の、天ぷらそばなのです。

名店の味を進化させた二代目夫婦の絶妙な関係

〈価格は2019年9月30日現在のものです。消費税増税後に価格変更がありますので、価格については店舗でご確認ください。〉

先代の引退で存続の危機に

実はこの素晴らしすぎるそばが、この春に大ピンチを迎えていました。
開店してから23年、ひたすらそばを作り続けてきた先代店主の佐藤さんが引退を表明したのです。
ファンの間には動揺が広がったのですが、唯一希望だったのが居抜きでの後継者を募集していたこと。
後継者が見つかるのか見つからないのか、そば好きが集まる会などでその行く末についてしばらくヤイヤイとやっていたわけですが……

めでたくも後継者が手を上げ、GW明けに以前の味そのままに再生となったのです。
今回の再出発でぜひお話をうかがいたかったのですが、しばらくバタバタしていたようなので、夏も終わって落ち着き始めたこの時期の取材となったわけであります。
実は先代のときは基本、取材NGだったので、今までに一度しか取材でおじゃましていないのです。
さて、今日はどんな話が聞けるのでしょうか。

その味に感動して、後継を名乗り出た

こちらが現在、店を回している樋口さん。
いつも黙々と天ぷらを揚げ続けているので、正面からお会いするのは初めてかもしれません。
実は私、もともとそば店や飲食店で働いていた方が「とんがらし」のファンで、やめるって聞いてたまらず手を上げたのでは? なんて考えていたのですが、聞いてみたらそうではなかったようで……。

樋口さん:実は福岡にある広告代理店の社員なんです。会社が業務の多角化を打ち出してそば店の出店を模索していたんですが、ちょうどそのときに「とんがらし」が後継を探していると聞いて、思い切ってやらせてくださいとお願いしたんです。

なんとそば店どころか、飲食店での経験もゼロのサラリーマンだったのです。
てっきり、「蒙古タンメン中本」のようにファンが後を継いだのかと勝手に考えていたんですが、そうではなかったんですね。

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最終更新:11/6(水) 10:35
メシ通

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