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“耳にタコ”が栗原流「知っているだろうが一番ダメ」根尾の質問に中日新打撃コーチ基本注入

11/5(火) 21:38配信

中日スポーツ

◇5日 中日秋季キャンプ(沖縄・北谷)

 新たに就任した中日の栗原健太打撃コーチ(37)が5日、沖縄・北谷の秋季キャンプに合流した。栗原新コーチはいきなり根尾昂内野手(19)に「もっと下半身を使うように」と指導。選手が当たり前だと感じていることを繰り返し伝え、意識づけさせる方針を明かした。

 耳にタコができるくらいがちょうどいい。そう思っているからこそ、栗原新打撃コーチは語気を強め、こう語った。「知ってるだろうと思って言わないのが一番ダメだと思っています。技術的なことも教育面のことでも、誰でも分かってることもあえて言うことは楽天のときと変えずにいこうと思います」

 野球選手にとっては常識、定説となっていることでも繰り返し伝える。それが栗原流。竜での始動となったこの日もそうだ。打撃練習中に歩み寄って来たのは根尾。「グリップはどう握っていましたか」。好奇心旺盛な19歳の質問に対し「力まないように遊ばせて握っていたよ」と答えるとこう続けた。

 「下半身を使って振る意識をもっと持った方がいい」

 根尾自身が今季ずっと口にしてきたポイントを、あえてアドバイスした。

 「形よりもしっかり振ることの方が今は大事。ずっと打撃練習を見ていて、そう感じたので伝えました」

 根尾だけではない。秋季キャンプから右足の上げ幅を大きくしている左打ちの渡辺には「始動が遅い。もう少し早めに準備して、どっしり待とう」。右打ちの武田には「上体が突っ込んでいる。ステップする左足を置くイメージで」と助言。それぞれが弱点と理解しているポイント。あえて再び指摘した。そして一方通行にならないように心掛ける。

 「まずは選手の話を聞く。選手の特徴、考え方を知った上で、それぞれに合った指導をしていきたい」

 練習中はじっくりと選手の打撃を観察。特徴や性格を把握しようと目を凝らしていた。与田監督が「真摯(しんし)に選手に向き合うことができるコーチ」と評価する男は、若竜に温かい視線を送っていく。

最終更新:11/5(火) 22:38
中日スポーツ

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