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安定か、やりがいか?転職に悩んだ時に効く哲学というヒント

11/6(水) 20:00配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

仕事や働き方に不満を抱え、転職を考えている人は少なくない。

だが、実際に会社を辞めて新しい職場を選ぶことはそんなに簡単ではない。記者は2019年10月に、大手全国紙からBusiness Insidier Japanに転職をしてきて1カ月。8年勤めた新聞社は社員3000人を超える大企業だったが、深夜勤務が多かったり、自分の希望通りの仕事ができなかったりという環境に「このままでいいのだろうか」。次第に悩むようになっていた。そこから、迷いながらも転職活動を始めた。

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しかし転職活動では悩むことも多かった。「大企業を辞めた場合、収入はどうなるのだろう」「そもそもやりたいことって何だ」──。考えをまとめるのは簡単ではなかった。

イベントで語り合う

終身雇用がすでに崩壊し、生涯1社に勤めることが当然ではなくなるなど、これまでの価値観に疑問をもつ人が増えている。長時間労働の見直しや、リモートワークの働き方をめぐる環境も変化を続けている。

そんな中、大手経済紙で「ビジネスに効く哲学」特集が組まれるなど、じわじわと注目されているのが「哲学」だ。大手企業が商品開発のコンセプト設計に、哲学的なアプローチを採用するなど、企業からも注目が集まっている。

パーソルキャリアでは10月26日、「転職によく効く!dodaはじめての哲学対話」というイベントを初開催した。80人を超える参加者が集まり、「転職の成功とはなにか」などのテーマで、転職にまつわる思いや悩みを語り合った。同社の原田有里恵さんは「転職活動の軸を決められずに悩む人も多い。答えのない問いを追求する哲学の姿勢が役に立つのではないかと思い企画した」と話す。イベントは好評で、次回の開催も予定されているという。

指針のない時代だからこそ

イベントでファシリテーター(進行役)を務めたのは、哲学を事業内容とする「クロス・フィロソフィーズ」代表取締役の吉田幸司氏。吉田氏は上智大学哲学研究科博士課程を修了後、日本学術振興会特別研究員PD(東京大学)を経て、同社を起業した。

同社では、哲学の知識や方法論を取り入れたコンサルティングやワークショップなどを手掛けており、ライオンやパルコなど大手企業や大学からも依頼を受けている。2019年10月からは、ビジネスでの哲学の活用法を紹介するメディア「BIZPHILO」も開設した。

哲学への関心が高まっている現状について、吉田氏は社会の変化を指摘する。

「人工知能など先端技術の発展で、これから5年、10年後にどうなるか、専門家でも分からない時代になっています。それでも、人や企業は前に進まなければならないわけですが、従来の考え方や方法論が通用しないとしたら、どうしたらいいのか。先行きが不透明な時代だからこそ、人生や事業の意味を考える必要性が生じ、哲学に指針を求める人や企業が増えたのではないでしょうか」

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最終更新:11/7(木) 6:01
BUSINESS INSIDER JAPAN

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