ここから本文です

WeWorkは「熟せばもうかる」 ソフトバンクG孫社長、「創業以来の大赤字」も立て直しに意欲

11/6(水) 20:42配信

ITmedia NEWS

 「今回の決算はボロボロ。真っ赤っかの大赤字で、直近3カ月でこれだけの赤字を出したのは創業以来ではないか」──ソフトバンクグループ(SBG)の孫正義社長(兼会長)は11月6日の決算説明会の冒頭、神妙な面持ちでそのように切り出した。同社が巨額投資をしている、「WeWork」の運営会社The We Company(We社)の企業価値見直しが響いた。孫社長は「大いに反省」としながらも、立て直しに意欲を見せる。

【比較】昨年と今年の営業利益

「私の投資判断がマズかったと反省」

 2019年4~9月の連結決算は、売上高が4兆6517億円と前年同期比で横ばい、営業損益は156億円の赤字(前年同期は1兆4207億円の黒字)に転落。最終利益は4216億円(同49.8%減)と振るわなかった。

 孫社長は「売り上げは(昨年と比べて)変わらないが、営業利益はこれまでけん引役だったソフトバンクビジョンファンドの事業が真っ逆さまに落ち、昨年の利益(6324億円の黒字)と同等額の損失(5726億円の赤字)を出した。We社の影響が大きい」と説明する。

 We社は8月に米証券取引委員会にIPO(新規株式公開)を申請した際、19年上半期に約9億400万ドル(約979億円)の純損失を計上していることが発覚。創業者のアダム・ニューマン氏の自己取引疑惑、薬物使用疑惑も浮かび上がり、同氏は9月24日にCEOを辞任。We社はIPO申請を同30日に撤回した。

 こうした事情から、We社の公正価値は9月末時点で約78億ドル(約8500億円)に下落。孫社長は「私自身の投資判断が、いろいろな意味でマズかったと大いに反省している」と厳しい表情を見せた。

 一方で、保有株式の価値から純負債を差し引いた株主価値が、四半期で20.9兆円から22.4兆円に増えたこと、ビジョンファンドは累計で1.2兆円の利益を上げていること──という2点を強調。「多くの人は信じたくないだろう。いくら私が説明しても『違うだろう』と思うかもしれないが事実だ」とアピールした。

1/2ページ

最終更新:11/6(水) 20:42
ITmedia NEWS

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事