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リニア水問題で国交省幹部が異例の訪問 大井川流域4市長と会談 静岡

11/6(水) 19:13配信

静岡朝日テレビ

国土交通省がまたも異例の対応です。県とJR東海の対立が続くリニア新幹線工事の問題で、両者の行司役を買って出た国交省の幹部が大井川流域の4つの市で市長と面会しました。問題解決に向けて前進するのでしょうか。

国交省・江口秀二技術審議官
「きょうはしっかりとお話をうかがいたい」

リニアを所管する国交省の江口秀二・技術審議官。国交省は大井川流域にある10の市や町全てを訪問しようと日程調整を進めていて、始めに訪れたのは発言力の大きい島田市の染谷絹代市長でした。

リニア新幹線工事による大井川の流量減少対策をめぐっては、県とJR側の着地点が見えていません。調整役となった国交省は先週、問題解決に向けて新たな場を設けることで両者と合意しました。

赤羽国交大臣
「地元のご理解をいただくことも、当然大切なこと」

三者の合意文書で焦点となっているのは「地元の理解」についての文言です。そしてきょう、冒頭以外は非公開で行われた会談。およそ1時間の話を終えた染谷市長は。

島田市・染谷絹代市長
「住民の理解も科学的知見とあわせて、両面から議論してほしいと伝えた。きょうの話をうかがって国は本気で仲介役に名乗り出たと期待感を持った」

その後、江口審議官は大井川流域にある掛川、藤枝、焼津の3人の市長と相次いで会談しました。今後、残りの6つの市と町も訪れる意向です。

国交省・江口秀二技術審議官
「(4市長と会談を終え)非常に有意義だった。一貫して、この地域の方々の水に対する思いは強い。生活も企業も水に対する思いが強いと感じた」

これまで、工事開始には地元の理解が前提としてきた川勝知事はこうした国交省の動きに感謝する一方、JRを厳しく批判しました。

川勝知事
「JR東海が地元の理解と協力を得てこなかったから、江口審議官が回っている。JR東海は反省すべき」

ただ、先月31日に非公開で行われた三者協議で情報管理をめぐって国交省が県の職員を罵倒したと怒りを爆発させました。

川勝知事
「県の職員を侮辱するのは、絶対に私は許さない。国交省の今回の会議のあり方、会議の仕切りをする国交省の当人が、その器に欠ける」

川勝知事は今後の協議は全てを公開し国交省の河川局や環境省も参加するよう求めました。

川勝知事
「リニアに関しては、大きなお金が投じられている。多くの人々の生活や産業、命に関わること、全部オープンにしてやるべき」

最終更新:11/6(水) 19:13
静岡朝日テレビ

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