ここから本文です

清水・立田悠悟 極度の人見知りがきっかけで始めたCBの挫折と成長、感じた使命とは?

2019/11/6(水) 19:10配信

REAL SPORTS

身長の“過少申告”を改めて臨んだ副キャプテンの大役

チームでは、プロ1年目は、主にカップ戦要員。公式戦の出場は、ルヴァンカップの3試合のみだった。2年目は負傷者が相次いだ右サイドバックにコンバートされ、すべり込みで開幕スタメンを勝ち取り、リーグ戦にも出場するようになった。そして、今季から副キャプテンに就任。弱冠20歳でその大役を任されるのはクラブ最年少。異例の抜擢だった。

「正直、自分で良いのかなというのはある。でも、『リーダーシップをとる』という部分では責任を持ってやらなければいけない。自分へのプレッシャーという意味でも、副キャプテンをやらせてもらうことは大きなことだと思ったので、練習中に監督(ヤン・ヨンソン監督=当時)から『副キャプテンをやってほしい』と言われた時は、間髪入れず『ぜひお願いします』と伝えた」

数日後には、「立場も変わったので、気合いを入れた」と、それまでこだわりだった髪をバッサリと切り、丸刈り姿で現れた。さらに、もう一つ変化がある。これまで身長を「189cm」と“過少申告”していたが、今季から本来の「191cm」に改めたのだ。海外の選手を相手にしても見劣りしない高さ、その武器を改めて示すため。全てをかけて、チームをまとめる覚悟を見た。

念願叶って、ようやくプロの舞台でも本職のセンターバックとして出場することになった今季。ところが、チームが勝てないばかりか、毎回のように大量失点が続いた。「自分が出ている意味がない」と自らを責め、試合後に涙することもあった。同時に、「海外」という単語も、日に日に聞こえなくなっていた。

そのような状況の中で迎えた、コパアメリカへの出場。

「『こんな簡単にやられてしまうんだ』と勉強になった。スアレスは1人で何でもできてしまうし、日本ではチャンスにはならないところでも、簡単にチャンスにしてしまう。それを止めるだけの力が自分には無いというのはわかっているので、早く埋めなければいけないと思っているし、その分、今まで以上にもっとやらなければいけない」

「悔しい遠征にはなった」と振り返りつつも、刺激を受けて帰ってきた。再び海外志向が強くなり、自らのレベルアップという気持ちを取り戻したようだった。

3/4ページ

最終更新:2019/11/6(水) 19:10
REAL SPORTS

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事