ここから本文です

優勝候補・帝京!パンチ力ある打者、2枚看板の実力もハイレベル!【神宮第二のラストデーで躍動した逸材たち】

11/6(水) 12:17配信

高校野球ドットコム

 11月3日、高校野球の会場で長く使用されてきた明治神宮第二球場はラストデーを迎えた。3日に開催された秋季都大会準々決勝の創価vs日大二、日大三vs帝京の2試合はラストを飾るに相応しい試合だった。

【トーナメント表】秋季東京都大会 3日終了時点

 いずれも白熱とした2試合だったが、4校とも逸材が多かった。来春へ向けて進化を期待したい逸材を紹介していきたい。今回は帝京だ。

 今年のチームは前田三夫監督曰く打線を徹底強化してきた。

 その攻守の中心が主将の加田 拓哉だ。強いキャプテンシーでチームを引っ張る加田について前田監督も「加田をキャプテンして良かった」と絶大な信頼を寄せる。170センチ70キロと小柄ではあるが、この夏の東東京大会では神宮球場で本塁打を放ち、この秋も法政大高戦で本塁打を放ち、パワフルな強打者。そして守備範囲が非常に広く、日大三戦では再三のファインプレー。ポジショニングなどを磨き、前方への打球処理は大内 智貴前主将から学んだ。

 今年の東京都を代表する外野手として注目されそうだ。

 また二塁手の小松 涼馬も存在感を示している。関東一戦では3ランを含む6打点の活躍。170センチと小柄だが、ベンチプレスはチームナンバーワンの120キロを持ち上げるパワーは侮れない。そして機敏な二塁守備も大きな長所だ。日大三戦では無安打に終わったが、準決勝でもキーマンとして期待がかかる。

 1年夏からショートを守る武藤 闘夢はさらに守備力がアップしている。日大三戦でも三遊間に深い打球をさばいて、アウトにしたプレーは素晴らしかった。

 投手陣では田代 涼太と柳沼 勇輝の2枚看板の2人に注目。188センチ90キロと恵まれた体格が魅力の大型左腕で、オーバーから繰り出す直球は常時120キロ後半~130キロ前半を計測し、120キロ前後のスライダー、100キロ前後のカーブを投げ込む技巧派で、打たせて取る投球が強み。柳沼は120キロ中盤のカットボールで勝負するスライダーピッチャー。130キロ前半の直球を投げ込むが、うまくコントロールされたスライダーはなかなか捉えにくいものがある。

 柳沼は今大会11回を投げ、自責点2と安定したピッチングを展開。四死球もわずかに1個と抜群の制球力の高さを発揮している。

 パンチ力ある打者が揃い、さらに守備力も安定し、2枚看板の実力も高い。十分に優勝が狙える戦力だ。

 上がりに成長を見せれば、十分に甲子園を狙える投手陣であろう。さらに打線を強化して、2020年夏の甲子園出場を果たせるか注目である。

河嶋宗一(高校野球ドットコム編集部)

最終更新:11/6(水) 12:17
高校野球ドットコム

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事