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「天皇陛下のことが嫌いなわけではない」「国民の合意で進むのが私たちの革命」小池晃議員に改めて聞く、日本共産党の思想

2019/11/6(水) 19:31配信

AbemaTIMES

■即位礼正殿の儀は「憲法の精神に反する」

 そして、日本共産党がとりわけ他党と意見を異にするのが、皇室についてだ。日本共産党は先月挙行された「即位礼正殿の儀」を欠席。これについて視聴者からは「天皇陛下のことが嫌いなのか」といった疑問も寄せられていた。

 小池氏は「嫌いではないし、天皇の制度も含め、我々は憲法の全条項を守るという立場だ。ただ、憲法にも書いてあるように、天皇は国政に関する権限を有しない。つまり政治利用はダメだ。そして、政教分離、国民主権が大原則だ。そこに照らした時、高御座に上り、その下で総理大臣、三権の長が万歳三唱するという即位礼正殿の儀は、やはり大日本帝国憲法の頃の儀式とほとんど変わらない形であって、憲法の精神に反する。前回、平成への代替わりの時には準備の時間があまりなかったが、今回はしっかり時間をかけて検討して、憲法に相応しい儀式にすべきだし、我々も1年前に提案した。しかしそれらはほとんど聞き入れられなかった。だから私たちは出席しなかった」とコメント。

 さらに「こうした儀式を天皇家の私的行事としてやる分には何の問題もないが、これは国事行為として、国から予算も出た。これからやろうとしている大嘗祭も、まさに宗教儀式だ。さすがに国事行為ではないが、やはり宮内庁の予算でやる。それに対して秋篠宮(皇嗣殿下)は“もっと簡素にして天皇家の費用でやるべきではないか”と発言されている。そここはちゃんと考えないといけないと思う」と指摘した。

■“政権の合意”のための野党党首会談を

また、目指す「野党連合政権」については、「もちろん他の政党と主張に違うところはある。確かに以前は“共産党とは一緒にやりません”という傾向も強かったが、この4年間、参議院2回、総選挙1回での共闘の取り組みを通じてお互いの信頼関係は高まってきている。大きな国づくりの方向性についても、たとえば立憲主義、平和主義、民主主義を守ること、格差を拡大するような政治をやめ、暮らしを応援する政治に持っていくこと。そして個人の尊厳を大事にして、多様性を大切にしていくことなど大事なところではかなり一致してきている実感がある」と強調。

 その上で小池氏は「政権の問題では一致しなくても、とにかく選挙で共闘をやってきたが、これには限界がある。やはり国民からすれば、どんな政権ができて、どういう風に変わるかがわからない。だから我々が他の野党に言っているのは、“政権の合意をちゃんと作ろうよ、そうしないと、選挙で支持してくれないよと”いうことだ。安倍さんはよく“かつての民主党政権は戻してはいけない”と言う。これに対して反撃するためには、“今度作る政権は、あの民主党政権ではない。かつての民主党政権を復活させるのではなく、全く新しい政府を作る”と言えなくてはいけないし、国民にもそういうイメージを持ってもらわないといけない。それができていないことが課題だ。そのための党首会談を呼びかけているが、まだ実現はできていない。それでも水面下で色んな相談はしているし、これをやらなければ一歩前に進めないと思っているので、ぜひ実らせたい」と語った。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)

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最終更新:2019/11/6(水) 19:31
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