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ソフトバンクG孫社長、WeWork混乱で資産60億ドル目減り

11/6(水) 11:17配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): ソフトバンクグループの孫正義社長が、米ウィーワークやウーバー・テクノロジーズなど、スタートアップへの大胆な賭けの代価を払っている。

ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、孫社長の資産は5日時点で約138億ドル(約1兆5000億円)と、7月の約200億ドルから約60億ドル目減りした。

孫社長はウィーワークとウーバーの評価損処理の可能性を含む決算の詳細を6日に説明する。スタートアップ向け投資の枠組みであるビジョン・ファンドは、少なくとも50億ドルを処理するとみられている。その原因の一つが内部崩壊したウィーワークの救済。同社は企業統治(ガバナンス)の欠陥で株式新規公開(IPO)計画が頓挫した。 1月に470億ドルの評価で資金を調達したが、直近では80億ドル未満と評価されている。

いちよしアセットマネジメントの秋野充成執行役員は、「孫社長はこれまで多くの浮き沈みを経験してきたが、最近はますますリスクを冒しているようだ」 と指摘。「投資家を本当に動揺させているのはウィーワークがトラブルの氷山の一角かどうか分からないことだ」という。

関連記事:ソフトバンクG、5400億円以上の評価切り下げを計画-関係者

ソフトバンクGにとって、かつて輝く星だったウィーワークとウーバーは、今では最悪のパフォーマンスを示している。さらに大きな規模でビジョンファンド2号を立ち上げようとしている孫社長の信頼性に疑問を投げ掛けた。

アナリストらは、ソフトバンクGが7-9月決算で、約3000億円の純損失を計上するとみている。前年同期は5000億円の純利益を上げていた。ソフトバンクGは6日午後、決算を発表する。

ウーバーの株価は7-9月に34%下落。スラック・テクノロジーズも37%下げた。未上場の配車サービスの中国の滴滴出行、シンガポールのグラブ・ホールディングス、料理宅配のドアダッシュなど、ビジョン・ファンドのポートフォリオにある他の企業を再評価すべきかどうかという問題を提起している。

ソフトバンクGの株価は、2月に6000億円の自社株買いを発表した後、4月に19年ぶりの高値を付けたが、その上昇分は帳消しになり、直近では4200円台後半で推移している。

原題:WeWork Mess Leaves SoftBank’s Masayoshi Son $6 Billion Poorer(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Pavel Alpeyev, Venus Feng, Takahiko Hyuga

最終更新:11/6(水) 11:17
Bloomberg

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