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「打倒ルンバ」8万円以下のシャオミ系ロボット掃除機「Roborock S6」の実力

2019/11/7(木) 20:00配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

コードvsロボロック

一方で、会議室内床には電源コードや、モニター用のやや太いケーブルが床に置いてあったが、そこではどうしてもロボロックは引っかかってしまった。段差は2センチまでなら移動可能ということだが。ケーブルを机の上に載せて動けるようにした。同じように、机や椅子の脚の幅が、ロボロックの幅より狭い場所は引っかかった。それでも、自動的に移動可能なルートを判別して、掃除していた。

コーヒーの粉&スナック菓子vsロボロック

次にどれぐらい吸引力があるのか試してみようと、インスタントコーヒーの粉やスナック菓子をつぶしてばらまいてみた。多少は小さい粉は床に残るかと思ったが、ほぼ全部吸い取った(ちなみにスペック表上の吸引力は2000Paとなっている)。

「ほぼ」というのは、つぶしたスナック菓子でやや大きさのあったものが、ロボロックが掃除するときの回転ブラシに当たって吹き飛んでいったからだ。編集部のロボット掃除機ユーザーの記者に聞くと、これはルンバでも同じことが起こるという(過去のレビュー記事でも同様の言及がある)。ただ、それ以外は見事に吸い取っている。

2、3度使うとロボロックは部屋の中の移動も障害物がある箇所をスムーズによけて掃除していった。さすがといったところか。

最近のロボット掃除機では標準機能らしい、「エリア設定機能」がロボロックにも備わっているので使ってみた。あえて、壁や障害物がないエリアを区切って設定してみると、既にセンサーによって、部屋の空間把握しているせいか、壁がないエリアの端に到達すると向きを変えて動いていた。

アプリ内には掃除した面積や時間が表示され、履歴も記録されている。

水拭きモードは、水拭き用のモップと、水入れたタンクをロボロックに装着して使用できる。モップを水で湿らせるのにやや手間取った。

また、使い捨て用と洗濯して何度も使えるモップがあるが、使い捨ての場合だと、ロボロックの底面への設置を上手くしないと、モップが床と上手く当たらないようだ(ただ、これはこちらが初心者だから下手なだけかもしれない)。

バッテリー容量は5200mAで、連続3時間使用できる。ただ、掃除終了後には自動的に充電ステーションに戻るので、電池切れ、というのはあまりないだろう。

ロボロックを約3時間使ってみたが、その感想は、すごいというか面白いの一言。ロボロックが動いて、アプリ上で空間マップが瞬時に作られていく再現性には感心させられた。さらに、AIのアルゴリズムが優れているというだけあって、確かに効率良く動いて掃除していた。

細かいゴミも吸い取ってくれるので、掃除機としての能力は申し分ない。ただ、使う際に掃除の範囲を広げたい時には、電気コードや椅子の置き方など気にした方が良いかもしれない。

アプリを通して指令するので、もちろん職場など遠隔地からロボロックを操作することもできる。帰宅したら掃除完了済み、というのは、やっぱりうれしい。

もちろん、機能的ににはどれも目新しいというほどではない。それでも、7万4800円という価格を考えれば納得できるのではないか(ちなみにルンバの最新モデルi7+は、14万2868円だ)。

また、シャオミは中国では家電製品のIoT化を進めている。今後さらにシャオミのスマート家電が、日本で発売されていく上で、ロボロックもさらにいろいろと連携できるかもしれない。

(文、写真・大塚淳史)

大塚淳史

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最終更新:2019/11/8(金) 2:01
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