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Iターンし自然栽培 婦中の麓さん「米や野菜おいしく」 

11/7(木) 22:37配信

北日本新聞

 東京から移住した麓絵里さん(31)=富山市婦中町道島=は、農薬や肥料、除草剤を使わない自然栽培で米や野菜を作っている。同市の婦中、山田地域で生産し、東京の飲食店に販売する。今秋から初の加工品として玄米餅の販売を始め「多くの人においしいと思ってもらえるものを作りたい」と話す。 (八尾・婦中支局長 藤木優里)

 都内の医療機器メーカーに勤めていた麓さんは、営業職で全国各地を回っていた。2015年に富山で4カ月間仕事をした際、とろろ昆布をまぶしたおにぎりをもらった。「初めてお米をおいしいと思った」と感動し、以前から関心のあった自然栽培に、都内で働きながら取り組むことを決めた。

 最初は富山市山田地域で小豆と大豆を育てた。年に数回畑を訪れ、草が生い茂る中で実を付けていたのを見て手応えを感じた。本格的に農業を始めるため会社を辞め、昨年2月に山田地域に移住した。秋に今の住まいに移り、コシヒカリや新大正もちも育て始めた。

 繁忙期に農機具を借りるなど地域住民や営農組合員に支えられながら、今年はコシヒカリ1060キロ、餅米370キロを収穫した。量は多くないが「健康や環境に良く、何より味が濃い」と自信を見せる。

 自然栽培の食材の味を知ってもらおうと、10月には東京から自然食のシェフを招き料理教室を開いた。新商品の玄米餅には黒豆を使った自家製きな粉をまぶし、餅の風味ときな粉の自然な甘みが好評だった。

 来年はさらに作付面積を拡大する予定だ。「私が富山で食べたお米に感動したように、ファンになってくれる人を増やしたい」と意気込んでいる。商品の問い合わせは麓さん、メールアドレス、agumogu3@gmail.com

最終更新:11/8(金) 13:17
北日本新聞

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