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松本城にスプリンクラー設置を検討 創建当時の姿を残す天守など 松本市

11/7(木) 14:06配信

毎日新聞

 パリ・ノートルダム大聖堂や首里城(那覇市)など貴重な文化財で火災が起きたのを受け、長野県松本市は6日、国宝・松本城の防火対策を強化するとして天守などにスプリンクラーの設置を検討すると明らかにした。文化庁とも協議し、現在進めている耐震補強と並行して取り組むという。

【写真】煙を上げて燃える首里城

 菅谷昭市長は同日の定例記者会見で「国宝の松本城と旧開智学校校舎は木造なので注意しないといけない」とした上で、「財源の問題もあるが、後世に残していくことに努め、スプリンクラーなどは付けないといけない」と述べた。松本城には現在、消火栓が天守内に14基、屋外に4基設置され、警備員が24時間常駐しているが、天守にスプリンクラーは設置されていない。

 松本城は2017年、「震度6強以上で倒壊する危険性がある」との耐震診断結果が出て、補強対策が始まった。市は21年度までに天守の耐震対策基本計画を作り、26年度に耐震工事に着手予定。

 防火対策は基本計画に盛り込み、創建当時の姿を残す天守内にスプリンクラーをどう設置できるかなどを文化庁と協議し、前倒しも検討する。再建・復元された太鼓門と黒門は文化財に指定されていないが、耐震対策と並行して先にスプリンクラー設置を目指す。

 市は同じく国宝でスプリンクラー未設置の旧開智学校校舎でも防火対策を進める。【小川直樹】

最終更新:11/7(木) 14:06
毎日新聞

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