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大規模な通信障害が起きた場合でも、スマホなどの通信を可能に 大阪大学が開発

11/7(木) 19:06配信

読売テレビ

 災害が起きたとき、スマホがつながらないという状況を救おうと大阪大学が、災害時でも使える通信設備を開発し7日、学内などで実証実験を行った。

 新しい通信装置、その名も「たすかんねん」は、停電などで携帯電話各社の基地局がダウンし、大規模な通信障害が起きた場合でも、スマートフォンなどの通信をできるようにする。

 大阪大学の構想では「たすかんねん」をらかじめ市町村の避難所などに設置。大規模な通信障害が起きた場合でも、エリア内にいる人たちは、各地の複数の「たすかんねん」を経由して、エリア外の無事な基地局と接続し、スマートフォンなどで安否や被害の情報を確認、発信できるという。

 「たすかんねん」には、コンセントやUSBも完備されていて充電も出来る。風力発電などで発電するため、災害の影響を受けないという。

 実験は、阪大のキャンパスで、通信障害が起きた想定で行われた。キャンパス内から発信した情報が「たすかんねん」などを経由して、約2km先の小学校にあるインターネットに接続された端末で、確認した。

 ただ、実現には課題もある。1台約200万円と高額で、例えば吹田市全域に設置するとなると、1億円以上の予算が必要となる。

 大きな災害が頻発する近年、欠かせないインフラとなっている通信技術。阪大は来年中には「たすかんねん」の実用化を目指している。

 大阪大学の稲場圭信教授は「大規模災害になれば電力が失われて一切通信ができなくなってしまう。安否確認もできない、自分自身のSOSも発信することができない。『たすかんねん』の仕組みがあれば、連絡を取ることができる」と語っている。

最終更新:11/8(金) 12:11
読売テレビ

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