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【連載】KO KIMURA「Underdigic」vol.7「ダンスミュージックとアニメ音楽と」

11/8(金) 18:32配信

BARKS

■ダンスミュージックと
■アニメ音楽との出会い

今回は最近リミックスをさせていただいたアーティストのことが非常に印象的だったのでそのことについてのことを。

僕は小学4年生あたりのときに初めて自分でレコードを買いに行ってからずっと今でも新しい音楽を掘り続けています。それと同様に自分がライフワークとしてずっと掘り続けているものにアニメーション観賞というものがあります。特に1990年代中ごろから後半に深夜アニメが段々と台頭してくると、もう録画をした作品の視聴のノルマに追われるようになるまでに生活の一部になって来てしまいました(笑)。その中でいろいろなバリエーションの作品が生まれ、オシャレなアンビエント音楽を使った作品や、いわゆるありがちな「アニソン」とは言えない曲もオープニングにまで使われるようになって、もう少しでアニメでも僕の得意とするカッコいいアンダーグラウンドダンスミュージックが使われるようになるかな?なんて思っていました。そんな矢先に始まった新番組の中に、音楽的に異彩を放つ作品がありました。

98年にOAされた『時空転生ナスカ』という異次元転生アニメで、今であれば「異世界系」という一大ジャンルになっているものなんですが、当時はそう異世界転生アニメなどそうなく、またその音楽が異彩を放っていたので非常に印象に残ってます。そのアーティストこそ “ジ・ エキセントリック・オペラ”というグループで、オペラの楽曲やクラシックと現代テクノの融合という感じの音楽で「なんだかすごい音楽偏差値というか、頭の良さそうなグループが出てきたな……」とアニメのストーリー以上に印象に残っていて、後に似た印象の音楽を作るアーティストもたくさん生まれましたが”ジ・エキセントリック・オペラ”のニセモノじゃね?とすら感じていたほどです。

■リミックスブームが再び、
■国内音楽シーンを席巻する時代も近い?

そう思いながら既に20年以上の年月が経った今年、友人でもあり作曲家の松井寛さんに「コウちゃん、僕の友人に書上っていう作曲家がいるんだけど、その書上が“アンサンブル プラネタ”っていう現代音楽というか、ポストクラッシックのコーラスグループみたいなのやってるんだけどリミックスとか興味ない?」というアイディアを突然いただき、話を伺ってみるとその書上さんってのは、あの『時空転生ナスカ』で異彩を放っていた“ジ・エキセントリック・オペラ”の書上さんで、そのアンサンブル プラネタっていうのは”ジ・エキセントリック・オペラ”の要素をより一層濃くしたようなコーラスグループとしてご活躍中ということを知って、もちろん喜んでやります!ってひとつ返事でOKしたのでありました。

また他のリミキサーでやりそうな人いる?って話になって、親交のあるアルゼンチンのガス・ボナーニくんとかどう?ってオファーしてみたところ、その元曲の異彩さに「コレはいまだかつてないチャレンジングなリミックスになりそうじゃない! コウもやるの? もちろん喜んで引き受けるよ!」という返事。他にも僕と松井さん周りで才能もあり親交のあるリミキサーにリミックスをオファーしてそのリミックスアルバムがとうとう出来上がったのでした。 内容は、僕やガスくんとか「よくもある意味対極にあるようなジャンルの原曲をまとめて、きっちりディープテクノ風にしたなぁ」って思ったりする自信作です。“ジ・エキセントリック・オペラ”の作品やアンサンブル プラネタの原曲をチェックしていただいた後に、このリミックスをお聴きいただくと、リミキサーという仕事がどんなものかも分かりやすいと思いますので、ぜひチャックしてみてください!

編集協力:NazChris

最終更新:11/8(金) 18:32
BARKS

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