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経済ジャーナリスト荻原博子さんに聞いた!増税に負けない家計術

11/7(木) 11:00配信

FASHION BOX

ついにやってきた消費税率10%への増税。増税されてから1ヵ月以上、経過しましたが、まだ戸惑っている皆さんのために、荻原博子さんが増税から暮らしを守る方法をアドバイスしてくれました。

※こちらの記事は2019年9月14日発売 TJ MOOK『増税に負けない! 家計術』特別インタビューから抜粋しています

増税だからってあわてる必要はありません!

消費税率10%への増税は、2回延期されたせいか「また延期されるのでは!」と、のんびり構えていた人も少なくありません。

しかし、いざ増税が決定すると、「軽減税率」や「キャッシュレス・ポイント還元」といった情報が一気に飛び込んできて、とまどっている人も多いはず。
「みりんは10%だけどみりん風味は8%だとかね。細かい線引きがありますけれど、今回、食品は基本的に8%に据え置きです。それほどあわてる必要はないですよ」と荻原さん。

さらに、荻原さんは、日用品や食料品以外でも「あわてて買わなければならない物はない」と言います。
「たとえば、住宅などの不動産はオリンピックの影響で価格が上がり切った状態です。増税前から高いのです。増税後に住宅ローン減税の期間延長やポイント制度などがありますが、それを利用するより、オリンピック後に不動産価格が下がるまで待ったほうがお得かもしれませんよ」

目先の増税や緩和策だけに注目せず、もっと長い目で経済の流れをとらえて備えるほうが得策のようです。
「消費税が上がるということは、デフレ政策です。だから、景気が悪くなるのはあたりまえ。さらに、オリンピック後に大きな不況がきそうなので、皆さんそれに備えたほうがいいですよ」

暮らしをスリム化して「貯(た)まる」家計をつくる

こちらのグラフ(消費税と消費者物価指数の動向)を見てください。3%導入、5%、8%と消費税が上がった直後から消費が落ち込み、景気が下り坂になっているのがわかります。過去のデータから今回も増税後に景気が悪くなることが予想できます。
「そのうえ、今回は昨年より給料が下がってきているんです。厚生労働省の毎月勤労統計調査を見ると、この1月からずっと賃金指数の対前年比がマイナスになっています。そんな状況の中での増税だということを忘れてはいけません」

逆境とも呼べる中、家計を守っていくうえで大切なこととは。
「家計をもっとスリム化して、お金が貯まるような暮らしにしていくことです。景気悪化から家計を守るには、借金を減らして現金を増やす。それが基礎の基礎です。増税を機に家計の見直しをおすすめします」

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最終更新:11/7(木) 11:00
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