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筑波研究学園都市 入居住民も40周年 9-10日、自治会が記念行事

11/7(木) 14:27配信

NEWSつくば

「皆が元気に暮らせる街を」

茨城県つくば市下広岡の住宅団地、桜ニュータウンが、分譲開始から40年を迎えたことを記念し、9、10日の両日、自治会と実行委員会共催による「桜ニュータウン40周年記念行事」を団地内の広岡交流センターで開催する。同団地は、研究機関や大学などが集積する筑波研究学園都市の概成と同時期に入居が始まった。

実行委員会の縁の下の力になっているのは、団地の元将来計画検討会のメンバーたち。前身は2年前に住民たちが立ち上げた「桜ニュータウンの素晴らしさをアピールする会」。高齢化の進行による空き家対策として、住民自ら、入居を呼び掛けるチラシを近隣の不動産会社に置かせてもらったり、高齢者の送迎支援などに関する意識調査を実施するなどの活動を展開してきた。今年度、自治会に属して改称した。

桜ニュータウンは、つくば市誕生(1987年)前の旧桜村の純農村地域に1970年代後半に開発された。働き盛りだった世帯主が一斉に老いたことで高齢化が進む。同団地の65歳以上の高齢化率は同市の平均20.1%を大きく超えた47.93%(4月1日現在)。また高齢者世帯は272戸で全世帯数の46.5%に上る。

記念行事は高齢化を背景に「住み慣れた街で自分らしく暮らしていくために」と題した講演会や、航空写真と写真でたどる桜ニュータウンの歩み、自治会だより「桜タイムス」の展示や住民の作品展示、記念植樹など多彩な催しが展開される。

当時の原風景を版画で

特別企画として「飯野農夫也版画展」が開催される。「野の版画家」と称された飯野農夫也さんの三男道郎さんが主宰する飯野農夫也画業保存会から約40点を借り受けて展示する。

79年、真っ先に入居した実行委の入江昂さんは「当時谷田部に職場があって通勤できる距離に家を建てようと探していた。案内されたら水田と畑、平地林が広がり、富士山の稜線が見えた。その時、ここに住もうと決めた。住み始めて数年は版画にあるように姉さんかぶりで稲を手刈りする農作業が見られた。作品は桜ニュータウンの原風景。ぜひ多くの人に鑑賞してほしい」という。

実行委員会の金子和雄委員長は「自治会と地域に根差した活動が活発で連帯感が醸成され、自治会の加入率はほぼ100%。これからも子どもから高齢者までみんなに住みよい街づくりを目指す」と語った。同委員会は年内の40周年記念誌発行に向けて作業を進めている。(橋立多美)

最終更新:11/7(木) 14:27
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