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なぜ?名阪国道の「有料化」を奈良県が要望 新たな有料道路の整備も国に求める

11/7(木) 19:28配信

MBSニュース

名古屋と大阪を結ぶルートの1つに、「名阪国道」を利用する経路があります。名阪国道は無料の自動車専用道路で、三重県亀山市と奈良県天理市を結んでいます。その先は有料の西名阪自動車道へと繋がっているのですが、奈良県は名阪国道の県内を通る部分を有料化するよう、国に異例の要望をしています。なぜ、有料化を求めているのでしょうか。

奈良公園近くを30分で29台のトラック通過

11月、秋の行楽シーズンを迎え、奈良公園には続々と観光客が訪れています。しかし、奈良公園近くの道路を頻繁に通るのは観光バスだけではありません。

「奈良公園を南北に通る国道は観光シーズンということもあって観光客でにぎわっていますが、トラックが何台も通過しています。」(記者リポート)

大型トラックなどが奈良公園近くを次々と通っていきます。調べてみると、11月7日午前11時からの30分間だけで、トラック29台が通過していきました。奈良公園周辺ではこうしたトラックが混雑の原因の1つになっています。では一体なぜ、トラックは奈良公園近くを通るのでしょうか。

高速料金節約で無料の道路を利用

理由は、奈良公園から南に7kmほど離れた自動車専用道路「名阪国道」の存在です。三重県亀山市と奈良県天理市の間、約73kmを無料で結んでいますが、天理インターチェンジから先は有料の西名阪自動車道に繋がっています。多くのトラック運転手は高速料金を節約するため、名阪国道から奈良公園近くの国道169号を通り、同じく無料の阪奈道路などを経由して大阪に抜けるというのです。実際、奈良県の調査では、奈良公園近くを通過するトラックの8割が他府県ナンバーだったといいます。日ごろ、無料の名阪国道を利用しているドライバーは…

「こっちのほうが安いですよ。だって亀山と天理の間が無料だから。」(トラック運転手)
「会社が高速道路を使わせてくれない。無料じゃないとだめ。自腹切るならいいよと。」(トラック運転手)

事故多発の“Ωカーブ”があるものの…

1965年に開通した名阪国道。当時、盛大な祝賀パレードも行われました。無料ということもあり、利用者にもありがたい道路ですが、一方で、事故が多発する危険な場所でもあります。天理市内にある大きく曲がった部分は、ギリシャ文字の形から「Ω(オメガ)カーブ」と呼ばれていて、多くの事故がこうした急カーブで起きているといいます。

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最終更新:11/7(木) 20:00
MBSニュース

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