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初めて語った暗殺事件の瞬間…「わたしは触れなかった」

11/7(木) 12:22配信

FNN.jpプライムオンライン

金正男氏暗殺の実行役として利用されたインドネシア人のシティ・アイシャ元被告がFNNの取材に、事件に巻き込まれた一部始終を語った。金正男氏暗殺事件の直前、アイシャさんは空港内の現場すぐ近くにある喫茶店で北朝鮮工作員ミスターChangの指示を受けていて、その一部始終が監視カメラに捉えられていた。その後、金正男氏はベトナム人のドアン・ティ・フオン元受刑者に猛毒のVXを塗りつけられて死亡した。

【画像】実況見分の際、警察官に状況説明をするアイシャさん

アイシャさんは犯行時、金正男氏に近づこうとしたものの「触れなかった」と主張していた。彼女は現場でミスターChangからどのような指示を受けていたのか。そして金正男氏に本当に触れなかったのか。本人に監視カメラ映像を見てもらいながら検証した。

事件当日に何があったのか

本人の証言によると2017年2月13日8時過ぎ、アイシャさんはクアラルンプール国際空港KLIA2の出発口にある喫茶店に到着した。
ミスターChangとの約束から2時間以上遅れていたという。前日の夜に開かれた誕生日パーティーで夜ふかしし、寝坊してしまったのだという。監視カメラにはミスターChangに謝るアイシャさんの姿が捉えられていた。ミスターChangは作戦の予定時刻に遅れないかと内心焦っていたかもしれない。

監視カメラにはミスターChangとアイシャさんが喫茶店内で最後の打合せする様子が捉えられていた。アイシャさんに実際に映像を見てもらい、どのような指示を受けたのか説明してもらった。

アイシャさん:
「Changは、この日は周りに隠しカメラが4つあり、あなた以外にもうひとり女優がいると言いました。『女優?どこにいるんですか?』と聞きましたが、Changは「知る必要はない」と言いました」
「(ターゲットについて)今日は会社のBig Bossが来るかもしれない。彼は傲慢なので、(いたずらをしたら)その場からすぐ立ち去らないといけません」と話していました」

ミスターChangは今回のターゲットを「傲慢な男」と繰り返し説明し、気が短い男だから「いたずら」を終えたら、すぐに現場を立ち去るように念を押していた。暗殺の証拠が残らないようにするための工作だったとみられる。

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最終更新:11/7(木) 12:22
FNN.jpプライムオンライン

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