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北朝鮮、韓米合同空中演習は「対話の火種に冷水を浴びせる挑発的な行為」

11/7(木) 8:00配信

ハンギョレ新聞

クォン・ジョングン外務省巡回大使談話

 先月、スウェーデンのストックホルムで開かれた朝米実務協議で北朝鮮代表団の一員として参加したクォン・ジョングン北朝鮮外務省巡回大使が、近く韓米が同時に実施する予定の合同空中演習について「対決宣言」だとしたうえで、「朝米対話の火種に冷水を浴びせる極めて挑発的で危険な行為だ」と非難した。

 クォン大使は6日、自分の名前で談話を発表し、「米国防省は最近、シンガポールの朝米首脳会談以降中止することで公約した韓国軍との合同空中演習を12月に再開するための手続きを踏んでいると公式発表した」としたうえで、「米国の無分別な軍事的狂気は、消えかかっている朝米対話の火種に冷水を浴びせると共に、朝鮮半島と地域の対決ムードを高める極めて挑発的で危険な行為」だと主張した。

 クォン大使が指摘した韓米の「合同空中演習」は2015年から毎年実施されてきた韓米合同空中戦演習の「ビジラントエース」を意味するものとみられる。韓米は、朝鮮半島の平和ムードが作られた昨年から、該当名称の演習を中止する代わりに、それぞれ演習を進め、大隊級以下規模の演習は同時に実施した。今年も韓国空軍と在韓米7空軍は11月中に、昨年と似たように大隊級以下規模の演習は行う計画だという。同じ脈絡で4日(現地時間)、米国防総省は「ビジラントエース」という言葉を使わないながらも、今年「合同空中演習を予定通り進めるための手続きを踏んでいる」と発表した。クォン大使はこの内容を指摘し、韓米が「北朝鮮を敵対視する行為」をしていると非難したものとみられる。

 彼は談話で、「名前を変えたからといって、戦争演習の侵略的性格が変わると考える人は誰もいない」とし、「我々はすでに、合同軍事演習が朝米関係の進展を妨げ、我々がすでに取った重大措置の見直しを進める原因になり得ると、重ねて強調してきた」と述べた。事実上、北朝鮮が取った非核化措置を取り消しかねないという警告の発言であるわけだ。

 クォン大使は「我々の忍耐は限界に近づいており、我々は決して米国の無謀な軍事的動きを手を拱いて見守るわけにはいかない」とし、「ストックホルム朝米実務交渉が決裂してから1カ月後に、米国が合同空中訓練計画を発表したことは、我々に対する対決宣言としか思えない」と述べた。また、「朝米関係の展望をめぐり、全世界が憂慮している今のような敏感な時期に、我々に反対する戦争演習を公然と繰り広げようとしている米国の行動は、世界平和と安全を破壊する張本人、軍事的力を問題解決の万能手段と考える覇権主義国家としての彼らの本性を、再び赤裸々に表している」と批判した。

ノ・ジウォン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:11/7(木) 8:00
ハンギョレ新聞

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