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米中が段階的な関税撤回に合意、協議進展で-中国商務省

11/7(木) 16:41配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 中国と米国は相互の製品に賦課している関税を段階的に撤回することで合意した。中国商務省の報道官が7日が明らかにした。両国は部分的な貿易合意に向け作業を進めている。

商務省の高峰報道官は、「過去2週間にわたり交渉担当者は真剣で建設的な協議を行い、合意を巡り進展する中で追加関税を段階的に撤回することで一致した」と述べた。

「米中が第1段階の合意に達すれば、双方が既存の追加関税を合意内容に基づいて互いに比例したペースで同時に撤回していくことになる。これは合意成立のための重要な条件だ」と続けた。

米国側もこの事実を確認すれば、世界経済に影を落としてきた貿易戦争の緩和に向けた工程表が示されることになる。トランプ米大統領による懲罰的関税の撤回は交渉当初から中国側が要求していた。

また、中国の税関総署と農務省は米国産家禽(かきん)の輸入制限撤廃を検討していると、国営新華社通信が7日報じた。詳細は明らかにしていない。

オーバーシー・チャイニーズ銀行の謝棟銘エコノミストは、「現時点での問題は米中両国が実際に何について合意したのかだ。市場では関税に関する中国のコメントに米国がどのように反応するのかに関心が向かっている」と指摘。「投資家はまだ慎重だ」と述べた。

高報道官は、米中両国は第1段階の合意を署名する場所と時期について交渉を続けているとし、これ以上の情報はないと述べた。

米政権がトランプ大統領と習近平中国国家主席の会談場所として提案していたアイオワ州やアラスカ州など米国内の候補地は却下されたと、事情に詳しい関係者は明らかにした。関係者が匿名を条件に語ったところによると、アジアまたは欧州の複数箇所が現在検討されている。

米中貿易交渉のこれまでの二転三転を踏まえ、投資家は交渉進展の確実な情報を待つ姿勢だ。ING銀行のエコノミスト、アイリス・パン氏は「どれだけ速く事態が進展していくか疑問視している。関税撤回のペースは市場と米中経済に前向きなセンチメントを生み、それを長続きさせる上で鍵になる」と指摘した。

原題:China Says U.S. Agrees to Phased Tariff Rollback If Deal Reached、China Says U.S. Agrees to Tariff Rollback If Deal Reached (1) (抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Bloomberg News

最終更新:11/7(木) 20:51
Bloomberg

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