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「表現の不自由」考えて ドキュメンタリー映画、連続上映

11/8(金) 5:00配信

カナロコ by 神奈川新聞

 「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」の中止問題を受けて、ドキュメンタリー映画「ハトは泣いている-時代(とき)の肖像」(2016年)の連続上映会が、横浜市内などで開かれている。現在も頻発する表現の自由への侵害を考える。

 同作品では、表現の場からの排除が求められた2つの事件を追う。1つは、東京都美術館から安倍政権批判の文言が入った作品の撤去を求められた事件で、当事者の彫刻家、中垣克久さん=海老名市=が当時を振り返る。もう1つは、「九条守れ」という文言が入った俳句が公民館月報への掲載を拒否された問題。行政側の対応を批判する市民運動を描いた。

 不自由展は閉幕までに再開したが、文化庁がトリエンナーレへの補助金不交付を決めるなど、問題は続いている。そして、川崎の「KAWASAKIしんゆり映画祭」で慰安婦問題を描いた作品の上映中止が一時決まるなど、その後も表現の自由を侵害する問題は起き続けている。こうした現状を考えようと上映会が企画された。

 主催メンバーの1人で同作品の松本武顕監督は「作品は進行していることの先取りをする形となった。表現の自由を束縛している現状について考えてもらえれば」と話している。

 上映会は、表現の自由を市民の手に全国ネットワーク、憲法を考える映画の会、映画「ハトは泣いている」の上映をすすめる会の共催。参加費千円。問い合わせは松本監督電話070(4227)1549。

 横浜市での日程は次の通り。

 ▽9日午後1時半~、希望ケ丘地区センター(旭区)▽16日午後3時半~、南地区センター(南区)▽17日午後1時半~、大岡地区センター(同区)▽23日同、立場地区センター(泉区)▽12月1日午後5時半~、都筑公会堂(都筑区)▽7日午後3時半~、野毛地区センター(中区)▽14日午後5時半~、神ノ木地区センター(神奈川区)▽22日同、都筑公会堂。

神奈川新聞社

最終更新:11/8(金) 5:00
カナロコ by 神奈川新聞

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