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久留島武彦「童話術講話」 戦場の子どもに伝えた思い 【あの名作その時代シリーズ】

11/8(金) 18:00配信 有料

西日本新聞

沈む夕日が西の空を染めていく。久留島の童謡「夕やけ小やけ」の一場面と重なって見えた

 「あの名作その時代」は、九州を舞台とした作品、または九州人が書いた著作で、次代に残すべき100冊を選び、著者像や時代背景、今日的な意味を考えながら紹介するシリーズです。西日本新聞で「九州の100冊」(2006~08年)として連載したもので、この記事は07年12月9日付のものです。

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 〈ここに一人の感心な少年がおりました〉。一枚のCDが回り始めると、メルヘンの扉が静かに開いた。久留島武彦が一九四九(昭和二十四)年に発表した創作童話「海に光る壺(つぼ)」。自らが口演(こうえん)している。収録されたレコードを再生したもので、ザーザーという雑音までもが遠い潮騒のように響いてくる。

 -靴磨きの少年が親類の家に行った折、海辺で足を滑らせ、生死のはざまをさまよううち、海中で不思議な老人と出会う。老人は壺に入った五色の魂を少年に見せ、「おまえの魂は水晶色で、まだ何色にも染まっていない。これからも磨いて魂を光らせよ」と告げ、生還した少年はまた靴磨きに励む- 本文:2,848文字 写真:1枚

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西日本新聞

最終更新:11/8(金) 18:00
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