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大山エンリコイサムの2冊の個展カタログ刊行を記念。独自の表現に中尾拓哉が迫るトークイベントが開催

11/8(金) 8:06配信

美術手帖

 地下鉄や都市の壁などに名前を記すエアロゾル・ライティング(グラフィティ)から文字を取り除き、描線のみを抽出した「クイックターン・ストラクチャー(QTS)」をモチーフとする大山エンリコイサム。2017年に大山は、アメリカで初となる美術館個展「ユビキタス─大山エンリコイサム」を、カンザス州のマリアンナ・キストラー・ビーチ美術館で開催。国内においても、ポーラ美術館での個展に続き、現在中村キース・ヘリング美術館で個展「VIRAL」を開催中だ(~11月17日)。


 マリアンナ・キストラー・ビーチ美術館での個展では、グローバル社会における多様性や、移民・難民を含むボーダーレスに移動する横断的生活というマクロな事象をQTSと重ねた大山。いっぽう中村キース・ヘリング美術館で開催中の「VIRAL」展では、同館の主要コレクションであるキース・ヘリングがHIV感染者であったことの関連から、QTSをウイルスというミクロな事象に擬えている。

 2つの個展を通じて、QTSの表現を深めた大山。今回、両展のカタログの刊行を記念したトークイベント「拡散・横断・身体・造形」が、東京・恵比寿のNADiff
a/p/a/r/tで開催される。美術評論家の中尾拓哉をゲストに、2つの展覧会に関する共通点と差異が語られるという。

最終更新:11/9(土) 19:06
美術手帖

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