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女性主導の婚活アプリ「キャリ婚」。稼げる男性も「専業主婦志望女子」は選ばない

11/8(金) 20:00配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

マッチングアプリは男性が課金し、男性から女性にアプローチするのが主流だ。それが逆だったらどうだろう。女性がお金を支払い、女性から男性に声を掛ける。

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今まさに「女性が選ぶ」ことを売りにしたマッチングサービスが、婚活疲れした女性たちの間で静かに話題になっている。

本気か体目的か。相手の真剣度が分からなかった

かつての「出会い系」は、その名を「マッチングアプリ」と変えることで見事にイメージチェンジに成功した。MMD研究所とスマートアンサーの調査によると、この3年でマッチングアプリの認知度はさらに上がり、20~30代で「知っている」と回答した人は27.8%(13.7ポイント増)だった。そのうち利用したことがある人は全体の約3割という結果だった。

マッチングアプリ経由で出会い、結婚に至った夫婦ももはや珍しくない。

しかし、マッチングアプリの敷居が下がる一方で、本気で婚活をしたい人にとって悩ましい問題もあった。それは、会ってみるまで相手が「本気」なのか体目的の「ヤリモク」なのかが分からないこと。

前出の調査によると、「マッチングアプリでトラブルを経験したことがある」と回答した人のうち、女性に際立っていたのは「恋活/婚活ではなく性行為を目的としていた」という訴えだった。その割合は42.1%と半数近い。

そんな悩みを抱える女性を救済すべく生まれたマッチングサービスが「キャリ婚」だ。

キャリ婚の特徴は大きく3つ。

女性が有料で、男性は無料

男性の登録には面談が必要

女性のほうからアプローチすること。

どうしてこれらの仕組みが婚活疲れの女性を救うことになるのだろうか。キャリ婚を主宰する川崎貴子さんと金沢悦子さんのもとを訪ねた。

女のプロ、関係構築のプロ、性のプロによって設立

川崎さんと金沢さんは共に人材領域で起業し、それぞれ別の会社を運営している。川崎さんは「女のプロ」を、金沢さんは「関係構築のプロ」を標榜する。

数年前、2人が人材業を営むなかで聞いていた女性たちの悩みは、必ずしもキャリアに関するものだけではなかった。恋愛になると距離感がつかめなくなる、自分をさらけ出すのが怖い、学歴や年収が高いせいで男性に引かれる、など。

そこで川崎さんと金沢さんは「魔女のサバト」と呼ばれるオンラインサロンを始めた。「キャリ婚」立ち上げの1年前、2015年のことだ。

魔女のサバトは勉強会を開催しながら自分の価値観を紐解いていくことで、「どんな結婚をしたいのか」を明確にするための場所だ。恋愛市場で人気のある男性を射ぬくことが良い結婚ではない。自分と人生観や価値観、生活感覚が合う人と一緒になることが良い結婚なのだと。

ところが、サロンで価値観の棚卸しをして自由恋愛に羽ばたいていったはずの女性たちが、次々と羽を折られる出来事に見舞われた。川崎さんは当時についてこう語る。

「マッチングアプリを使ってせっかく好きになれそうな人に出会っても、既婚者だったり体目的だったり、宗教やマルチ商法の勧誘もありました。動けば動くほどそういうことが起こる。あまりの遭遇率の高さに『じゃあ、私たちで真剣なサービスをつくろう』と始めたのがキャリ婚です」(川崎さん)

そこにAV監督の二村ヒトシさんが「性のプロ」としてジョイン。キャラの立った3人が知見を持ち寄り、2016年11月に「キャリ婚」は始動した。

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最終更新:11/9(土) 5:01
BUSINESS INSIDER JAPAN

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