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「首里城復元に」修学旅行中寄付 静岡サレジオ高生 民泊先で火災知り行動

11/8(金) 8:29配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 沖縄県那覇市の首里城で正殿などを焼失する火災が起きた際、修学旅行で同県を訪れていた静岡サレジオ高(静岡市清水区)の2年生たちが、建物の復元に役立ててもらおうと、発生翌日の1日に、各自の旅行費の中から出し合った浄財を現地の新聞社を通じて寄付した。悲しみに暮れる沖縄の人たちを勇気づけた善意の行動に、感謝の声が届いた。

 生徒たちは10月29日から3泊4日の予定で同県を訪れ、30日から31日にかけてグループごと現地の家庭に民泊していた。同級生に寄付を呼び掛けたのは藤原太陽さん(17)。那覇市から北東に約60キロ離れた同県今帰仁村の嶋智さん宅に民泊し、同日朝にテレビで惨事を知った。智さんと姉の厚子さんは言葉を失うほど深く悲しんでいたが、失意の中、観光に連れ出して丁寧に案内してくれたという。

 藤原さんは「沖縄の人にとって首里城は、僕たちにとっての富士山と同じだと思う。すごく悲しかったはずなのに」と感謝した。民泊の各家庭に、他の生徒たちも同じ気持ちを抱いていた。

 修学旅行は最終日に首里城の観光を予定していたが、火事で中止に。藤原さんが寄付を思い立って同級生約100人に呼び掛けると、すぐ2万2千円超が集まり、沖縄タイムス社を通じて寄付した。

 報道を目にした厚子さんから7日、同校に「感謝だけでなく、感動、そして大きな力をもらいました」と手紙が届いた。藤原さんは「少額かもしれないけれど、沖縄の皆さんのために復元してほしい」と願いを込めた。

静岡新聞社

最終更新:11/8(金) 19:07
@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

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