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「人生の指南書」描く児童書、子どもの「心のモヤモヤ」にフィット

2019/11/8(金) 7:40配信

オリコン

 嫌いな人のことを「みんな石につまずいて転べばいいのに」とつい思ってしまう女の子の心のモヤモヤと、そんなときの対処法を描いた絵本『ころべばいいのに』(ヨシタケシンスケ著)が売れている。今年6月に発売され、7/1付オリコン“本”ランキング7位に初登場。その後も毎週上位でのランクインを続け、発売から約4ヶ月で累計発行部数は17万部に。書店でも大きな展開が目立つ。

【画像】『ころべばいいのに』試し読み

■プレッシャーを感じる子どもたちに共感

 同書に登場する女の子は、嫌いだなと感じてしまう友だちに対して抱く心のモヤモヤと向き合い、「イヤな気持ちって、自分ではどうしようもないどしゃぶり雨のようなもの。そんなときは…」と考え、モヤモヤする気持ちを取り除くために好きなものに囲まれてみたり、じつは嫌いな人は何かに操られているのかも…と妄想してみたりなど、いろんな対処法をユーモアたっぷりに考える。けれど、それでも心のモヤモヤが取れないときは、「ダメなときは、なにをやってもダメよねー」と開き直って自分を励ます。こうしたメッセージが、多くの子どもや親の心を掴んでいるようだ。

「生きているとさまざまな場面で、なにかしらのプレッシャーを感じる人が、今も昔も多いのではないかと思います。たとえば『イヤなことがあったらガマンしなければならない』、『ちゃんと自分の意見を述べなければならない』、『自分にしかできないことを見つけなければならない』など…。昔からあった圧力だとは思いますが、著者のヨシタケシンスケさんは、『別にそうじゃなくてもいいんじゃない?」、「いろいろな考え方があってもいいのでは?」と気持ちを解きほぐしてくれるので、多くの子どもが共感してくれるのかもしれません」(ブロンズ新社/今井祥子氏)

 ヨシタケシンスケはこれまでの作品でも、生きることと死ぬことを描いた『このあと どうしちゃおう』(2016年4月発売)や、自分自身について考えることを描いた『ぼくのニセモノをつくるには』(2014年9月)など、世の中を豊かに生きるための工夫をユニークな視点で描いてきた。これらの作品は子どもを持たない大人からの反響も多く、サイン会では「私がファンなんです」と参加する人も多いという。

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最終更新:2019/11/11(月) 22:55
オリコン

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