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札幌スプレー缶爆発、アパマン店長を書類送検へ

11/8(金) 6:23配信

北海道新聞

120本分に引火、近隣の居酒屋など倒壊

 札幌市豊平区平岸の不動産仲介業者「アパマンショップ平岸駅前店」で昨年12月、約50人が負傷した爆発と火災で、道警が重過失激発物破裂と重過失致傷の疑いで、月内にも同店店長の男(34)を書類送検する方針を固めたことが7日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、男は昨年12月16日夜、店内で未使用の除菌消臭用スプレー約120本を噴射。大量の可燃性ガスが充満していたにもかかわらず、注意義務を怠り給湯器のスイッチを入れて爆発させ、周囲の建物や車両を壊した上、数十人に重軽傷を負わせた疑いが持たれている。

 スプレーは1部屋当たり1、2本の使用が想定され、缶には「火気と高温に注意」と大きく表示されていた。こうした状況から道警は、室内にガスを充満させた場合の引火の危険性について、男が容易に認識できたと判断したとみられる。

 道警は現場検証で同店の焼け跡から200本以上のスプレーを押収。同店の運営会社「アパマンショップリーシング北海道」(札幌)は当時の記者会見で、男が爆発直前、未使用のスプレーを処分しようと、店内で一斉に全量噴射していたと説明した。同店は賃貸契約を結んだ顧客の要望に応じて請け負っていたスプレー消臭業務を一部実施せず、余分な在庫を抱えていたという。

 爆発と火災は昨年12月16日夜に発生。道警によると、同店や居酒屋が入居するビルが爆発と火災で倒壊し、居酒屋の客など約50人が重軽傷を負ったほか、周辺の建物41棟、車両32台が爆風で壊れるなどした。

最終更新:11/8(金) 6:23
北海道新聞

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