11月7日(日本時間8日未明)、東京パラリンピックの出場枠がかかったパラ陸上の世界選手権がUAE・ドバイで開幕した。今大会で各種目4位以内に入賞し、出場枠を獲得した日本人選手は、東京パラリンピックの代表が内定する。その日本人第一号となったのが、女子400m(T13=視覚障がい)に出場した佐々木真菜(東邦銀行)だ。予選を全体2位で通過した佐々木は、夜の決勝で4位に入り、自身初となるパラリンピックへの切符を獲得した。
「4位という結果で内定をいただけて、とても嬉しい気持ちでいっぱいです」
走り終えた後のインタビューで、佐々木は爽やかな笑顔を見せながら喜びを口にした。
東京パラリンピックへの切符がかかった大一番。その開幕初日、佐々木は日本選手団の先頭を切って、午前の予選に臨んだ。強い日差しが照り付ける中でのレースだったが、スタートから積極的な走りを見せ、最後のカーブを曲がり切った時には、2位につけていた。
最後の100m、バックストレートでは大会前の自己ベストでトップの強豪とのデッドヒートを繰り広げ、粘り勝って2位でゴール。予選全体でも2位という納得の結果で決勝進出を決めた。
「かなりいい方向にきていると思います。決勝ではメダル獲得を目指せるように、しっかり記録を狙っていきたいと思います」
2年前の世界選手権では同種目では6位と、「世界との差を感じた」という佐々木。その時の悔しさを糧にして練習を積み上げ、今大会では「絶対に結果を残す」という強い気持ちで現地に乗り込んできていた。
午後8時。ライトアップされたトラックに8人のファイナリストたちが並んだ。自身の名前がコールされると、佐々木はテレビカメラに向かって笑顔で手を振った。その表情からも、高い集中力をもった落ち着きがうかがい知れた。
アクシデントが起こったのは、その直後だった。選手たちがスタートラインに両手をつき、全員が一斉に腰を上げてスタートの号砲が鳴るのを待とうとした瞬間、佐々木の隣のレーンの選手がフライングを犯し、一発退場となったのだ。
だが、このアクシデントにも、佐々木の心は乱れることはなかった。
「どんな試合でもああいうことは当然あると思っているので、慌てずに自分のことだけを考えていました」
最終更新:2019/11/8(金) 4:44
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