ここから本文です

認知症のばーちゃんが部屋を荒らし、窓からごみを…介護する人の心の鏡だった?

11/8(金) 7:10配信

なかまぁる

青山ゆずこです! 祖父母がそろって認知症になり、ヤングケアラーとして7年間介護しました。壮絶な日々も独学の“ゆずこ流介護”で乗り切ったけれど、今思えばあれでよかったのか……? 専門家に解説してもらいました!

これまでこの「介護の裏ワザ、これってどうよ?」では、それまで介護ド素人だったゆずこが実践してきた“体当たり介護”を紹介してきました。どの裏ワザも根本にあるのは、とにかくじーちゃんばーちゃんをよく見るとこ。ときには相手になりきって「同じことをされたら果たして自分はどう思うか」を考え、観察します。
ただ、この「相手をよく観察する」「表情や言動の端々から、本当の気持ちを読み取る」ことは、実は私よりもじーちゃん・ばーちゃん(特にばーちゃん)の方が圧倒的に上手だったのです。

毎晩ゆずこの部屋の荷物を外にポイッ!

ばーちゃんは相変わらず毎晩わたしの部屋の扉を叩きまくったり、荷物をすべて廊下や外に出してしまったりなど、同居して半年経ってもその勢いは衰えることなく、突発的な暴走を繰り返していました。
ある日も、家に帰ると私物がすべてきれいさっぱりなくなっていました。本や書類はきれいにビニールひもで、テレビやパソコンのコードはマジックテープで、きちんとまとめられて整理整頓されています。

毎回荷ほどきするのはもちろん大変ですが、無駄な動きもほとんどなくテキパキ引っ越し作業をしているばーちゃんを想像すると、なんだかくすっと笑えるような。
それにあまりにも手際が鮮やかだったので、「ここまで丁寧かつ怪力(重い荷物を何段も積み上げていた)の高齢者がほかにも集まれば、超高齢社会時代、本当に商売になるのでは!?」などと、よく一人で妄想してはにやにやしていました。

けれどさすがに仕事が激務だったり、ハードなスケジュールが続いたりするとそんな妄想をする余裕もなくなります。疲れ切って帰宅したところで罵声を浴びせられ、部屋も荒らされている。無理に表情を柔らかくしようとしても、口の端がつってしまいます。そしてさらに、部屋を片付けて「これでやっと寝られる!」と布団に倒れ込んだ瞬間、絶妙なタイミングで暴れだすばーちゃん……。わたしの部屋を荒らす以外にも、ご近所さんが大切に育てている花壇の花を引っこ抜いてしまったり、窓からごみを外に投げまくったりと、その暴れっぷりは勢いを増していったのです。一体なぜ?

1/2ページ

最終更新:11/8(金) 7:10
なかまぁる

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事