ウラジオストック、ロシア、11月8日(AP)― 今年の春、環境活動家らによって明るみに出されたロシア極東の海上に設置された「クジラの監獄」で11月5日、50頭のベルーガの解放作業が始まった。
第一陣として19頭のベルーガを乗せた船が11月7日、極東ウラジオストック付近のスレドニャヤ湾を出港。ベルーガは8日には日本海に放されるとみられる。
クジラの監獄と呼ばれた生簀(いけす)には、101頭のベルーガとシャチが飼育されていたが、環境活動家らの指摘で明るみに出され、管理業者4社が訴追された。
ロシアのプーチン大統領は2月、当局に調査とクジラの解放を命じていたが、ようやく実現の運びとなった。
生簀から運搬船への積み込み作業は悪天候のため一時中断されたが、6日には再開され、間もなく第二陣が日本海に向けて出港するものとみられる。
(日本語翻訳 アフロ)
最終更新:11/8(金) 12:54
AP通信
読み込み中…