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<千葉豪雨>「写実画の殿堂」ホキ美術館再開いつ 収蔵庫浸水、100作品被災

11/8(金) 10:44配信

千葉日報オンライン

 10月25日の豪雨の影響で翌日から休館している写実絵画専門の美術館「ホキ美術館」(千葉市緑区)が、年内の再開が困難な情勢となっている。浸水により収蔵作品約100点が被災した上、電気設備も損傷し復旧の見通しが立たないためだ。

 同館広報によると、先月25日に地下2階の収蔵庫が浸水し、電気設備が故障して排水ポンプが動作しなくなった。2日半にわたって昼夜問わず排水作業をしたが、収蔵庫に保管されていた作品が水にぬれ、中には表面に傷がついた作品もあった。一方、展示室の作品はほとんどが無事だったという。

 同館は芸術院会員の中山忠彦さん=市川市在住=や、上皇ご夫妻の肖像画を描いたことで知られる野田弘志さんの油彩画などを収蔵。作品数は約480点で、2割ほどが被災したことになる。「額やキャンバスを取り替えれば修復できそうな作品もあるが、ひどく被災した作品も一部ある」と広報担当者。具体的な作品名については「現役作家の作品が多いため、詳細は控えたい」としている。今後、修復師の指導の下、作品の修復作業に当たるほか、電気設備の修理も進める。

 館内のレストランとカフェも営業を中止。今月22日に開幕予定だった「ホキ美術館名品展・ホキ美術館大賞展」は延期する。担当者は「再開に向けて全力で準備を進めたい」と話した。

 豪雨は8日で発生から2週間。

最終更新:11/8(金) 10:44
千葉日報オンライン

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