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アルセロール・ミッタルの7~9月期、最終赤字580億円

11/8(金) 6:06配信

鉄鋼新聞

 アルセロール・ミッタル(AM)が7日発表した7~9月期(3Q)連結決算は、最終損益が5億3900万ドルの赤字(約580億円の赤字、前年同期は8億9900万ドルの黒字)となり、2四半期連続の最終赤字だった。鋼材販価の下落に加え、5億ドルを超える為替差損の発生が響いた。
 営業利益は81%減の2億9700万ドル。巨額の減損を計上した4~6月期からは黒字へ浮上したものの、NAFTAや欧州事業は実力ベースでも営業赤字となった。鉄鉱石出荷が増えた鉱山事業は唯一の増益となり、2四半期連続で部門別の稼ぎ頭だった。
 粗鋼生産は4・7%減の2220万トン。需要が落ち込んでいる欧州で年率420万トンの減産を行い、6月から休止しているブラジル・ツバロン製鉄所の第2高炉では年内の再稼働を見合わせることいから、粗鋼は減少傾向となっている。
 鉄鉱石生産は6・2%減の1360万トン、石炭生産は6・7%減の140万トンだった。
資金確保へ設備投資圧縮/ゲルダウ株も売却
 AMは、業績悪化に伴い設備投資を圧縮する。2019年は計画していた年間38億ドルから35億ドルへと減額し、10~12月期では予定していた9億ドルを7億ドルへ減らす考え。
 AMの現金創出力を示すEBITDAは3Qで10億6300万ドル。ここから利払いや設備投資によりフリーキャッシュフローで6億1300万ドルの赤字だった。保有していたブラジル鉄鋼大手のゲルダウ株を売却し資産圧縮を進めるとともに、設備投資も迫られている格好だ。

最終更新:11/8(金) 6:06
鉄鋼新聞

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