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PANCRASE 310のメイン戦で石井逸人と対戦する瀧澤謙太がPANCRASE愛を語り「負けるわけにはいかない」と修斗との対抗戦に闘志!

11/8(金) 23:40配信

バトル・ニュース

 11月7日夕、都内渋谷区のEX FIGHTにて、瀧澤謙太が公開練習を行った。瀧澤は『PANCRASE 310』(11月10日、新木場スタジオコースト)で石井逸人(TRIBE TOKYO M.M.A)とメインで対戦する。
 瀧澤は2015年にパンクラスデビュー。これまで12戦8勝4敗とキャリアを積み、今年3月には初めてのタイトルマッチも経験している。
 新極真会で6年間フルコンタクト空手をやり、打撃を得意とする瀧澤。パンクラスデビューの年は3連続KO勝利を挙げており、また、8勝のうち6勝がパンチによるKOだ。さらに、高校時代にはレスリングも経験している。

 瀧澤は、今年6月、ハワイ王者リッキー・キャンプとの試合が決まっていたが、相手が試合を辞退。さらに、急きょ立てた代役ダスタン・オムルザコフが計量オーバー。無差別級の試合として行われることとなったものの、オムルザコフが血液検査をパス出来ず、結局、試合は中止となってしまった。しかし、今回は心機一転、ジムも移籍し、前試合の分のエレルギーも全てぶつける。
 瀧澤のコメントは以下。

――少し試合の間が空きましたが、調整はいかがですか。
瀧澤「かなり良い感じです。順調ですね」

――今回、このオファーがあったときの心境は?
瀧澤「3人くらい候補があったんですけど、誰でも良いやと思っていた時に石井選手はどうか、という話がありました。修斗では若手で勢いのある選手なので、ちょうど良いかなと思って受けました」

――このタイミングでキツい日本人対決になりましたが。
瀧澤「試合が発表されると同時に、面白いカードだと騒がれたんですけど、自分的にはそんなに騒がれるカードとは思わなかったです。石井選手の試合を生で見たことがありますが、ああ、この子が修斗の若手の選手なんだなと思った程度で。僕の相手ではないと思っていました。
 だから、まさか当たるとは思っていませんでした。でも、これだけ注目されてラッキーです」

――石井選手の試合を見ての印象は?
瀧澤「生ではその1試合しか見ていないんですけど、寝かせたら強いし、コントロールが上手いと思いました。でも、そこにいくまでがまだまだ。僕なら1Rで倒せます」

――石井選手も、瀧澤選手を圧倒すると話していました。
瀧澤「石井選手が僕を圧倒することは多分ないでしょうね。僕が負けるとしたら、滑って転んで後ろを向いた時に首を絞められるとかだと思います」

――さて、所属が変わって、いかがですか。
瀧澤「新しいジムに移って、トレーニングが変わっただけではなく、頭も柔らかくなりました。ファイトスタイルも少し変わりましたね。以前の僕とは比べ物にならないくらい強くなっています。
 たとえば、北田(俊亮)戦(2017年8月)とかは、練習して練習して、理屈は分からないまま本能で闘っていたんですけど、今は、練習したことを噛み砕いて、理論的に対応しながらやれるようになりました。
 以前は、コンディションによって練習したことが出せる時と出せない時がありましたけど、今は1R、1秒目から出せます。そうできるようになったのは、頭の中を入れ替えたからだと思います。
 自分の動きを確認すると、練習でやっていない動きをしている時があるんですけど、良いなと思ったら、それを練習して、偶然ではなく必然として出せるように磨いています。だから、1Rから出せる自信があります。自分は進化しています。今回の試合で、多分見せられると思います」

――現在の練習環境は?
瀧澤「DEEPの高野(優樹)選手とか、修斗の環太平洋フェザー級チャンピオン高橋遼伍選手、修斗の齋藤翼選手、あとキックボクサーと練習しています。平日の夜は高谷さんのクラスに出て、DEEPの石神(保貴)選手やプロ候補生が僕に当たってきてくれる感じです。
 高谷さんはミットで追い込んでくれます。ここに移ってまだ3ヶ月くらいですが、試合では質の変化が出ると思います。普通にやれば、1Rで倒せます」

――練習では、どう変化・進化したのでしょうか。
瀧澤「重心のかけ方が変わりました。詳しくは言えないですけど、重心が浮くとタックルを取られるので。ハファエル戦のチョークも、重心が浮いた時に取られました。あのタイミングで入ってくるとは全く思っていませんでした。相手が一歩遅かったら、僕がヒザを当てていたと思います。
 それで、どんな攻撃をしていても“あの瞬間”を作らない練習をずっとしていました」

――それは、跳びヒザなど瀧澤選手の持ち味を消すことにならないですか?
瀧澤「あのフワつきがない蹴りを練習してきました。完全にMMAの蹴りです。空手っぽい破壊力のある蹴りですね。僕は今まで蹴り足を取られたことがないんですけど、今は蹴り終わりに入ってこられても、重心がしっかりしているので大丈夫です。
 ずっと、相手が組んでくることを想定して穴を埋めてきました。徹底的に詰めてきた自信があるので大丈夫です」

――メンタル面で変わったことは?
瀧澤「近い距離で戦えるようになりました。高野さんのようなトップレスラーと練習する中で寝かされないようになりましたし、寝かされてもすぐに立てるようスキルアップしています」

――9月のRoad to ONE ChampionshipのパンクラスVS修斗ではパンクラス勢が6戦全敗、10月のONE両国では五分でした。このタイミングでの、両団体上位ランカーの対戦です。
瀧澤「メインですし、パンクラスVS修斗。負けられません。負けるわけには行きませんし、倒して盛り上げたいです」

――瀧澤選手の、パンクラスランカーとしてのプライドや、パンクラス愛はどんなものですか?
瀧澤「パンクラスが最初に“世界標準”を掲げました。世界に通用するファイターを育てるために外国人選手もたくさん呼んでいますし、国内で一番強い団体だと思っています。そして、自分の力でのし上がれるところが魅力ですね」

――今回、どんな試合になりそうでしょうか。
瀧澤「スカッとKOしたいです。この試合は、通過点も通過点。ここで勝っても終わりじゃない。石井選手は、組みはそんなに強くないですね。寝たら上手いですけど、僕が寝かされることはないです。とりあえず、スカッと勝ちたいです」

――この先はどう見据えていますか。
瀧澤「またハファエル(・シウバ)とやりたいです。ハファエル戦は、“やっちまったな”という感じなので。
 この間(10月のONE両国)、ハファエルは1Rでぶっ飛ばしてくれるだろうと思っていたのに、(佐藤将光に)負けてしまって、ハファエルをぶっ飛ばしたいですね。でも、体調が悪そうでしたね。計量方法が違うので、水抜きなどでうまくいかなかったのかな。
 この間(今年10月)、春日井(寒天たけし)選手と(アラン・ヒロ)ヤマニハ選手が闘って、春日井選手が勝つだろうと思っていましたけど、ヤマニハ選手が判定で勝って、逆に安心しました」

――現在の、パンクラスバンタム級の混戦状態については?
瀧澤「楽しいです。自分の実力が上がっているので大丈夫かな、という感じですね」

――改めて、意気込みをお願いします。
瀧澤「僕と石井選手の攻防を楽しみにしている人が多いと思いますが、1Rから何もさせずに圧倒してKOします!」

 終始、落ち着いた口調で話した瀧澤は、「自分がどういうパフォーマンスを出せるのか楽しみです」と、笑顔を見せた。新チームで培ってきた自信がそうさせるのだろう。
 打撃(瀧澤)か、寝技(石井)か。パンクラスか、修斗か。お互いに負けられないプライドがぶつかり合う一戦だ。

(写真・文/佐佐木 澪)

最終更新:11/8(金) 23:40
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