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ようやく「モンスター」にふさわしい会場と観客数…井上尚弥の“分岐点”は昨年10月の…[番記者メモ]

11/8(金) 6:10配信

中日スポーツ

◇7日 ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級決勝12回戦(さいたまスーパーアリーナ)

  IBF、WBA王者の井上尚弥(26)=大橋=はWBAスーパー王者で世界5階級制覇のノニト・ドネア(36)=フィリピン=に3-0の判定勝ちし、2団体統一王者となった。

「前は大きな所でやらせてもらっても、満員にならなかった。2万人が入った会場がどんな景色になるか、本当に楽しみです」

 井上尚弥が、ふと漏らしたことがある。国内最大のアリーナが発売からあっという間に完売。テレビでも国内でフジテレビ、WOWOW、NHK-8Kと3局が中継する「モンスター」。だが、実力に見合う注目を得られるようになったのはごく最近なのだ。

 2017年5月。すでに2階級を制し、日本ボクシング史上最高傑作との呼び声が高かった時ですら、約9000人が入る東京・有明コロシアムのWBOスーパーフライ級5度目の防衛戦は6分程度の入りだった。前日、同会場で行われた村田諒太(帝拳)のWBAミドル級タイトル初挑戦をメインとしたトリプル世界戦は満員。集客力には明快な差があった。

 事態が変わってきたのは昨年10月、横浜アリーナで行われたWBSS1回戦から。同5月に衝撃的な2回KOで3階級制覇を果たした好影響が出て、1万人以上が入る会場が札止め満員となった。そして今回、「モンスター」が、ようやくふさわしい立ち位置に立ったことを喜びたい。(藤本敏和)

最終更新:11/8(金) 6:10
中日スポーツ

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