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北条司、反響を実感した2019年「40年が無駄じゃなかった」

11/9(土) 7:16配信

シネマトゥデイ

 「キャッツ・アイ」(※・はハート)「シティーハンター」の漫画家・北条司が、実写の長編オムニバス映画『エンジェルサイン』(11月15日公開)で映画監督デビューを果たした。今年は2月に公開された『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』が興行収入15億円を超える大ヒットを記録し、11月29日よりフランス実写版『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』が日本公開。「映画が好きで、若い頃は美術や大道具、小道具などの映画の仕事に進みたいと思っていた」という彼が、初監督作にこめた想いや、映画の魅力について語った。

映画『エンジェルサイン』予告編

 本作は世界108の国と地域から寄せられた、6,888編の「サイレントマンガオーディション」応募作品の中から選び抜かれた受賞作5編に、それらの物語をつなぐ「プロローグ&エピローグ」を加えて構成されたオムニバス映画。各国で活躍するアジアの監督たちが5作品をそれぞれ担当し、「サイレントマンガオーディション」の審査員でもある北条が、自ら書き下ろしたオリジナルの「プロローグ」と「エピローグ」を監督。さらに彼は、もともと独立した別の作品である5編を1本の映画にするために、総監督として編集も手がけている。

 全編を通してセリフがなく、映像と音楽だけでストーリーが展開していく本作を作る上で、北条が大切にしたのは「観客に伝わるように、わかりやすく撮る」ということ。だからこそ、各監督が撮った、作風もバラバラな5編を初めて観たときは「思わず頭を抱えてしまった」と明かす。

 「もう相当に気合いが入った映像が届いて、エンターテインメントというより、どれも芸術作品に近かった。これを単純につなげても、全然意味がわからないという感じだったんです。最初は各監督が撮ったものには手を触れまいと思っていたんですが、いや、これは触れないと1本の映画にならないという状態に追い込まれて……。もう心を鬼にして編集しました。だから、各国の監督には頭が上がらない。ごめんなさい! という気持ちですよ。とはいえ、編集に苦労したというよりは、逆に楽しみましたけどね(笑)」

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最終更新:11/9(土) 9:52
シネマトゥデイ

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