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尚弥、次なる野望はバンタム級完全制圧!ウバーリとテテ撃破で4団体統一/WBSS

11/9(土) 7:00配信

サンケイスポーツ

 プロボクシングのワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級決勝を制したWBA、IBF統一王者の井上尚弥(26)=大橋=が一夜明けた8日、横浜市内の大橋ジムで会見した。ノニト・ドネア(36)=フィリピン=に3-0で判定勝ちした尚弥は、バンタム級完全制圧へ意欲。新たな標的としてWBC王者ノルディーヌ・ウバーリ(33)=フランス=とWBO王者ゾラニ・テテ(31)=南アフリカ=の名を挙げ、4団体統一を目指す。

 5針縫った右目上の傷は激闘の勲章。前夜の試合を振り返った尚弥が、バンタム級を完全制圧する4団体統一の熱き野望を口にした。

 「しばらくはバンタム級に残って。まだまだやりたい選手もいる。残っているってウバーリ、テテくらいですか」

 真っ先に名を挙げたウバーリは自身の試合前に、WBC世界バンタム級王座統一戦で弟の拓真(23)を判定で下した。ウバーリは今後、ルイス・ネリ(24)=メキシコ=とエマヌエル・ロドリゲス(27)=プエルトリコ=の勝者と指名試合で対戦予定。尚弥のウバーリ戦は指名試合の結果次第だが、弟にプロ初黒星をつけた因縁の選手を標的にした。

 WBO王者のテテはWBSSに出場し、肩のけがで準決勝を欠場。WBO暫定王者のジョンリル・カシメロ(29)=フィリピン=と統一戦を行う。尚弥にとってWBC王者ウバーリ、WBO王者テテとの対戦は流動的だが、勝てばWBA、IBF、WBC、WBOの4団体統一となる。

 さらに、ロドリゲスと戦うネリも候補の1人。現在はスーパーバンタム級が主戦場のギジェルモ・リゴンドー(39)=キューバ=も階級を落とせば、対戦が現実味を帯びる。所属ジムの大橋秀行会長(54)は尚弥のウバーリ戦熱望を理解しながら「テテとかリゴンドーも面白い。楽しみですね」と期待した。

 尚弥は優勝後、家族らと焼き肉を食べ、興奮で一睡もしなかったが、試合中に焦点が合わなくなった右目は元に戻った。対戦したドネアの「勝って持ち帰るという約束は果たせなかったが、息子2人に見せたい」という要望に応え、授与された「ムハマド・アリ・トロフィー」を一晩貸し出して、憧れの存在に敬意を表した。

 「普通の生活がしたいです。いつまでも強いお父さんでいたいです」

 年内は休養を優先させて、家族との時間を過ごす。英気を養った“モンスター”から2020年も目が離せない。

最終更新:11/9(土) 10:08
サンケイスポーツ

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