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陶器市で感じた“心地良い”時間の流れ 酒井千佳の気分は明朗快晴

11/9(土) 16:56配信

夕刊フジ

 【酒井千佳の気分は明朗快晴】

 このコラムでも何度か書いたことがありますが、私はかなりのせっかちです。

 いつもやりたいことが山のようにあって、いかに効率的に物事を進めるかを重要視しています。1日40時間ぐらいあったらいいのにな、とよく思っています。

 一方で、そんなせかせかした毎日を送っているからこそ、ふとした時に立ち止まる時間、非効率的に時間をかけることも暮らしの上で必要だなとも思っています。

 先日、栃木県益子町の陶器市に行ってきました。片道3時間ののんびり旅。往復の電車やバスは、友達と普段話せない深い話や討論を繰り返すうちにあっという間。東京にはないのんびりとした雰囲気の益子で、普段は感じられない時間の流れ方に触れることができました。

 益子の陶器市は、全国からたくさんの陶芸作家さんが集まり、それぞれの作品を出展しています。1日では回りきれないほどなのですが、今回はあえてどこを見ようという計画は立てず、気の向くままにふらふらと陶器を眺めて楽しみました。その雰囲気と時間のペースがとても心地よく、リフレッシュできました。

 陶器市の醍醐味(だいごみ)はたくさんの作品が見られると同時に、その作家さんとお話ができること。ほとんどの作家さんがその場にいらっしゃるので、製作過程や作品に対する思いなど、いろいろなお話も聞くことができました。

 お話をうかがっていると、効率的とは真逆だなと感じることもしばしば。ひとつひとつの細かい作業で作品を仕上げていて、ゆっくり丁寧にひとつのことに向き合う大切さのようなものを感じられた気がします。

 もともとの性格がせっかちで、慌ただしい都会生活をしている私がのんびりした暮らしをすることは難しいですが、そういった手間の掛けられたものにひかれるのは、ゆとりのある生活にも憧れる気持ちからかなと思います。

 時間に追われてしまう日常の中にも、時間軸を少し緩めたひとときを持てたらいいなと感じたのでした。

 ということで、今日の心もようは「晴れ」。

 ■酒井千佳(さかい・ちか) 気象予報士、フリーアナウンサー。1985年5月18日生まれ。兵庫県出身。京大工学部建築学科卒業後、北陸放送、テレビ大阪での局アナを経て、2012年4月、フリーに転身。アナウンサー1年目に取得した気象予報士の資格を生かし、「Oha!4 NEWS LIVE」(日本テレビ系)、「おはよう日本」(NHK)に出演。

 現在は「Live News it!」(フジテレビ系)の「お天気コーナー」レギュラー。

 座右の銘は「為せば成る」。

最終更新:11/9(土) 16:56
夕刊フジ

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