ここから本文です

高浜原発トンネル事故 一酸化炭素濃度、国基準の10倍か 関電が調査結果発表

11/9(土) 14:30配信

毎日新聞

 関西電力高浜原発(福井県高浜町)のテロ対策施設建設用の作業トンネル(掘進中、延長700メートル)で溶接作業中に一酸化炭素(CO)中毒症状で男性作業員9人が倒れるなどした事故で、関電は8日、現場のCO濃度は国の作業環境基準(50PPM以下)の最大10倍になっていた可能性があるという調査結果を発表した。

 事故は9月19日午後3時40分ごろ発生。関電の調査によると、午前9時15分ごろ溶接作業を開始し、同10時ごろには溶接の煙で空気が白くよどんでいた。まもなく頭痛を訴える作業員が出始め、作業は一時中断された。この後、排気ファンの位置を変えるなどして午後2時に溶接を再開したが、1時間半後、意識を失うなどの症状を示す人が出始めたとした。

 機器を使い作業工程を再現した結果、事故当時の現場のCO濃度は国の作業環境基準の6~10倍にあたる300~500㏙となっていたことが推定されたとしている。主な原因はガソリンを使う溶接機の排ガスだという。

 関電は8日、県に調査結果を報告。対策として、トンネルに外気を取り込む送気ダクト、酸素吸入器、CO測定器を設置することを決め、溶接機を電気式に変更する。【高橋一隆】

最終更新:11/9(土) 15:19
毎日新聞

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事