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青葉容疑者「どうせ死刑に」 京アニ放火 入院後初の聴取

11/9(土) 21:48配信

毎日新聞

 京都市伏見区の「京都アニメーション」第1スタジオで7月に起きた放火殺人事件で、京都府警は8日、全身やけどで入院中の青葉真司容疑者(41)=殺人容疑などで逮捕状=から任意で事情聴取した。捜査関係者への取材で判明した。青葉容疑者は「どうせ死刑になる」などと話したという。入院後の聴取は初めてとみられる。府警は勾留に耐えられる程度まで回復すれば逮捕する方針だが、見通しは立っていない。

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 捜査関係者によると、青葉容疑者が入院している大阪府内の病院で京都府警の捜査員が約1時間聴取した。青葉容疑者は8月上旬まで命が危ぶまれ、皮膚移植手術を何度も受けた。9月以降は引き続き集中治療室で過ごし、会話や食事のリハビリをしたり、介助を受けて車椅子に座ったりできるようになっていた。

 入院中の事情聴取は、刑事裁判で「任意性」が問われて証拠と認められない恐れがあり、府警はこれまで聴取するかどうかを慎重に検討していた。任意性を保つため、8日の聴取は青葉容疑者の意向を重視する形で実施されたとみられる。逮捕するには食事や排せつなどを介助なくできるまでに回復し、医師が勾留に耐えられると診断する必要があり、府警は逮捕時期を慎重に見極める方針だ。

 青葉容疑者は7月18日午前10時半ごろ、スタジオ1階でガソリンをまいて放火し、36人を殺害、33人に重軽傷を負わせたとして殺人や現住建造物等放火などの容疑で逮捕状が出ている。事件直後にスタジオのそばで警察官に身柄を確保された際には「小説を盗まれたから火をつけた」との趣旨の話をしていた。【小田中大、福富智】

最終更新:11/9(土) 22:47
毎日新聞

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