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富士市立、全国に王手…望月Vヘッド 東部勢初の決勝進出

11/10(日) 7:03配信

スポーツ報知

◆全国高校サッカー選手権 静岡県大会 決勝トーナメント ▽準決勝 富士市立1―0常葉大橘(9日・エコパスタジアム)

 準決勝が行われ、静岡学園は浜松開誠館に2―0で快勝し、3年連続の決勝進出を決めた。昨年ファイナルで1―2で敗れた宿敵にリベンジ成功。来季J1鹿島入りするMF松村優太(3年)が2得点を挙げた。創部30年目で初めて4強入りした富士市立は、前半39分にMF望月太陽(3年)が頭でゴール。1―0で常葉大橘を下し、東部勢初の決勝進出を果たした。決勝戦は17日午後1時30分からエコパスタジアムで行われる。

 富士市立が、またも歴史を塗り替えた。最後まで主導権を渡さず、ボールを支配し、攻め抜いての決勝進出。イレブンはスタンドに集まった一般生徒約400人にあいさつすると、応援団のリクエストに応えて勝ちロコダンスを披露。「初めてやりました。最高です」と決勝ゴールの望月は笑顔を輝かせた。

 歓喜の瞬間は前半終了間際だった。FW進藤克樹(3年)がドリブルで右サイドを突破し、マイナスのクロス。飛び込んだMF勝亦健太主将(3年)に相手DFがつられると、後方から走り込んだ望月がドンぴしゃヘッドで先制。「どフリーでした。いつも中の枚数が少ない、と言われていたので行きました」と今大会初ゴールを振り返った。

 この大会に懸けていた。今年5月に右太もも前部を筋断裂。復帰まで2か月近くかかった。その間に行われた県総体3回戦で常葉大橘に0―1で敗れ「気合が入っていました」。再戦でV弾を決めた背番号6を、3戦連続完封勝利のGK船山蒼太(3年)は「決めるときは決める男です」と褒めちぎった。

 メンバーのほとんどがFC Fuji出身。杉山秀幸監督(46)が中心となり「富士市の底上げ」を目標に2010年に発足させた。高校生と同じグラウンドで練習しながら力を付けるなど努力が実を結び、「素直にうれしい」と指揮官。昨年大会は日本平スタジアムのピッチに飲まれた反省を生かし、準決勝前日8日に全員でエコパを視察したことも生きた。

 全国まであと1勝。「富士市立の名前を広めたい」と望月。一丸で新たな歴史を作る。(里見 祐司)

最終更新:11/10(日) 8:37
スポーツ報知

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