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オリックスが分離キャンプで狙う効果

11/9(土) 15:00配信

サンケイスポーツ

 【球界ここだけの話】異例のキャンプ形態を決断した。今秋のキャンプは野手が高知市東部野球場、投手が大阪の舞洲で練習を行っている。これまでも報道されてきたが、改めて、その狙いを紹介したい。

 一番の目的は、1、2軍のコーチ陣が、各選手に対する指導方針を共有すること。これまでは1軍の選手が2軍で再調整する際、1軍の首脳陣に言われてきたことと、2軍の首脳陣との指導法が違うこともあり、選手が戸惑うことがあった。そういったズレが起きないように、野手部門のコーチが1、2軍関係なく高知に、反対に投手部門は全員が大阪・舞洲と意思疎通を図っている。

 異例の試みだが、西村監督も「意味のある練習になってくる。いままではこういう機会がなかった。そういう意味ではいいこと」と効果を期待している。

 また、12日からの第3クールでは西村監督が高知から大阪・舞洲に、中嶋2軍監督が大阪・舞洲から高知へ、と入れ替わり、それぞれの監督が各部門を入念にチェックする。例年のキャンプ地である高知市東部野球場では、投手が不在のため、ブルペンに乾いた音が響くことはないが、その分、メイングラウンド、サブグラウンド、室内練習場を野手が独占し、例年以上に濃い内容の練習が行われている。

 第1クール中には中垣パフォーマンスコーチ兼コーチングディレクターによる動作講習会が開かれ、選手、首脳陣が出席。体の動作の原則的なところ、基本を学んだ。選手、1、2軍のコーチ陣が同じ情報を共有し、ベースを作り上げることで、各選手に合った指導法をすべてのコーチが理解して、誰が教えても1つの方向に向かって進めていくことができる。

 12月に入れば、完全にオフとなり、練習法は選手自身に託される。来年2月、どのような姿で首脳陣と選手が顔を合わせるのか。成果が出るのはすぐとはかぎらないが、確実に変化は起きている。(西垣戸理大)

最終更新:11/9(土) 15:00
サンケイスポーツ

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