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河井夫妻、今どこに 案里氏疑惑浮上から10日、地元「早く説明を」

11/9(土) 7:00配信

中国新聞デジタル

 自民党の河井案里氏(46)=参院広島=の公選法違反疑惑などが表面化し、夫の克行氏(56)=広島3区=が法相を辞任してから、9日でちょうど10日となった。車上運動員の買収や広島県議への現金の持参といった疑惑が浮上しているが、克行氏が辞任について説明した10月31日以降、夫妻ともに公の場へ姿を見せていない。地元の支援者は「早く事実関係を説明してほしい」と求めている。

 広島市中区のビルの一室にある案里氏の事務所。秘書は8日、案里氏が地元に戻る時期や、説明の予定について「東京の事務所に聞いてほしい」と繰り返した。東京事務所は「事実を調査している段階と理解してほしい。今後の予定は決まっていない」と答えた。

 克行氏は31日朝に首相官邸で辞表を提出し、取材に「今後しっかり調査し、説明責任を果たしたい」と強調。案里氏も事務所を通じて「事実関係の把握に努め、説明責任を果たしたい」とコメントした。

 ただ、その後は夫妻ともに、国会などに姿を現さない状態が続く。県内の自民党関係者からは「弁護士たちと今後の対応を話し合っているのではないか」などの観測も上がるが、実情は不明なままだ。

 案里氏には、7月の参院選広島選挙区で事務所が、車上運動員13人に公選法の上限を超える3万円を支払った買収疑惑が浮上。8日には春の県議選期間中、本人たちが複数の自民党県議に現金を持参したとの証言も、中国新聞の報道で明るみになった。

 こうした現状に、5年ほど前から案里氏を応援する安佐南区の男性(74)は「理路整然と政策を語る姿勢に期待していた。真相がどうなのか。本人から早く聞きたい」と望む。後援会の繁政秀子会長(77)も「地元の支援者には『潔白を信じている』という声がある。説明の場をできるだけ早く持ってほしい」と求める。

 夫妻を支える安佐南区の70代の会社役員男性は、現金の持参疑惑について「本当なら違法性も疑われる重大な問題だ。本人の説明はもちろんだが、捜査機関が全容解明に手を尽くしてほしい」と語気を強める。参院選でも夫妻は連れ立って県内を巡っており、克行氏の後援会の伊藤仁会長(73)は「疑惑が事実かどうか、克行氏にもしっかりと説明をしてほしい」と願った。(樋口浩二、木原由維)

中国新聞社

最終更新:11/9(土) 7:00
中国新聞デジタル

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