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【東京都大会】脱坊主にして髪形を自由にしたのは自覚の促し ベスト4に入る創価の強さの秘密に迫る

11/9(土) 7:00配信

高校野球ドットコム

好投手を生み出す好循環

 この夏の西東京大会準優勝の創価が、秋も準決勝進出を決めた。秋季都大会の準決勝進出は7年ぶり。準決勝を神宮球場で行うようになってからは、初めてのことである。

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 創価野球部のOBで一番有名なのは日本ハム監督である栗山英樹で、日本ハムなどで活躍した小谷野栄一などもいる。

 しかし創価といって思い出すのは、投手の良さである。
 1983年夏、初めて甲子園に行った時は、当時「江夏2世」と呼ばれ、近鉄などで活躍した小野和義という左腕投手がいた。西東京大会の準決勝で、後に日本ハムなどで活躍する明大中野の武田一浩との投手戦は、東京の高校野球史に残る名勝負であった。

 最近では、故障もあり高校ではそれほど目立たなかったものの、2016年のドラフトの目玉としてソフトバンクに指名された田中 正義がいる。その他にも、高校、創価大を通じて田中と同期の池田 隆英(現楽天)、現在創価大に在籍する谷井 怜央、菊地 郁也らがおり、この夏、準優勝の原動力になった古川 風勝も含め、投手を中心とした守りから、チームを作っている。

 この秋のエースである森畑 侑大も、最速145キロを誇る好投手だ。調布シニア時代は控え投手で、球速も125キロほどだったという。入学してからの成長について、走り込みなど、冬場の練習が大きかったという。

 投手が育つ理由を片桐哲郎監督に聞くと、「理由というのは思い浮かびませんが、先輩たちが、いい手本になったのだと思います」と語る。

 好投手の輩出が続いたことで、模範となる先輩が身近におり、迷いなく練習に打ち込めることが好循環を生んでいる。

自覚を促す髪型の自由化

 けれども今までは、メンバーは揃っているものの、勝負に弱い一面もあった。それがこの夏は準優勝で、秋は既に準決勝に進出をしている。

 今年に入っての大きな変化は、5月になって、髪型を自由にしたことだ。「元号も令和の時代になったことだし、選手を信じて、自覚を持たせるために踏み切りました」と片桐監督は語る。

 髪型と成績の関連性は分からない。それでも、選手の自覚を促す姿勢が浸透したことはあるだろう。

 準決勝の相手は、神宮第二球場の最後の公式戦として、日大三と名勝負を繰り広げ、勢いに乗る帝京である。この両校、昨年の秋は帝京が勝ち、春は創価が勝っている。

 神宮第二球場での試合は終わりを告げたが、来年のセンバツを目指した戦いは、これからが佳境である。

大島 裕史

最終更新:11/9(土) 7:00
高校野球ドットコム

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