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猫に居場所を奪われた! イスの取り合いも幸せな時間

11/9(土) 14:40配信

sippo

 猫というものは、1日を通して寝ているか、じっとしていることが多いですが、その“居場所”にはブームのようなものがあるように見えます。

【写真特集】イスを占領しちゃう愛猫「モモ」と「あんず」

 猫タワーの上だったり、窓のそば、猫用ベッドの中だったりするときには、何の物音も立てないので、しばらく猫の存在を忘れてしまうことすらあります。

 一方で、人がいつもいる場所で寝たがる時期もあり、そうなると、「あれ! 私の居場所がない…?」という事態が発生します。

ソファがあった頃は良かった…

 よく、猫に寝るスペースや居場所を取られて、飼い主が隅に追いやられる、みたいな話を聞きますが、私も猫に譲って、居場所に困ったりしていました。

 リビングに2人掛けソファがあった頃は良かったんです。猫たちはソファの背もたれの上でくつろぐのが好きで、ソファの上に猫、下に人間と、仲良くソファを分け合うことができました。 

 しかしそのソファも古くなり、昨年の夏ごろ捨て、今度は座椅子を2つ購入。そのときは、猫の好きな居場所を奪ってしまったようで、申し訳ない気持ちでいました。 

 最初は、ソファがあった頃と同じように、猫は座椅子の背もたれの上に寝そべったりもしていました。しかし、ソファはどっしり安定していますが、座椅子は薄くて不安定。猫らはそこで眠ることができず、すぐにそのブームは去り、座椅子に猫が鎮座するようになりました。 

 サビ猫のあんずは、自分で好きな場所を色々と変えるのが好きなのですが、キジトラ猫のモモは、あんずと同じ場所が自分の居場所、と決めているようで、“猫の居場所”には2匹がそろっています。

 どちらかの座椅子に2匹で仲良く眠っているときは、座椅子が1つ空きますが、それぞれの座椅子に1匹ずつ眠っているときには、私の座る場所がありません。

猫に居場所を奪われた?

 猫を追い払って座るのはとても簡単なことですが、あまりに気持ちよさそうに過ごしているのをどかすのも悪くて、座椅子は猫らに譲り、床に座るようになった私。

 そもそも、パソコン作業をするのには座椅子ではやりにくく、床に座ることも多かったので、さほど気にしていませんでした。

 しかし、床での作業は姿勢を保つのが難しく、腰痛が発生。このままではまずいと、“正座&あぐら用の椅子”なるものを新たに買いました。

 背筋を伸ばして床に座りやすくなり、重宝していたのですが、新たな椅子に猫が飛びつかないわけがありません。

 座椅子は譲れても、この椅子はパソコン作業のときに必要なので、猫に奪われたままにしておくわけにもいかず、毎回追い払っていると、徐々に“これは飼い主の居場所”なのだと分かってくれるようになり、近づいただけでどいてくれるようになりました。

 こうして、猫は座椅子、私は正座用の椅子、と平和にすみ分けができた…とはならないのが、私のワガママなのでしょうか…。

 正座用の椅子は、背もたれがないので、くつろぐには向きません。たまに座椅子に座りたいときには、やっぱり猫にどいてもらうこともありました。

 モモをどかすと、「あ、すみませんでした」みたいな感じでサッサーとほかの場所に行ってしまうので罪悪感がありますが、あんずをどかすと、「アンタも座りたいの? じゃ、アタシは膝に乗るね」という感じで、膝に乗ってくれて、満足そうな顔をしてくれるので、罪悪感はありません。 

 なので、大抵あんずをどかしますが、すると今度はモモがうらやましそうに周りをウロウロし出し、結局、モモもあんずと一緒に私の膝の上に乗ってきます。さすがに2匹乗っていると長時間もたないので、いずれ2匹ともどいてもらうことになります。

 こうして、何だかんだの場所取りの攻防があっても、最終的には猫らは私に座椅子でくつろぐ権利を譲ってくれ、そばに寄り添ってくれたりするので、猫らの優しさに感謝しています。

 この居場所争いも、一緒に住んでいるからこそ。結局は、幸せな時間なのかもしれません。

sippo(朝日新聞社)

最終更新:11/9(土) 14:40
sippo

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