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我が子がいじめの加害者だった[教えて!親野先生]

11/9(土) 17:04配信

ベネッセ 教育情報サイト

教育評論家の親野智可等先生が、保護者からの質問にお答えします。

【質問】
同じクラスの保護者から、うちの子が学校である子をいじめているようだと指摘され、気が気ではありません。子ども本人に聞いたほうがいいでしょうか? 先生、あるいは直接相手の子や保護者に聞いたほうがいいでしょうか?

相談者・かぼす さん (小学6年生 男子)

【親野先生のアドバイス】

かぼすさん、拝読しました。これは心配ですね。

こういう指摘を受けた時、まったく事実を確認することなく、次のようにいきなり感情的になってしまう保護者がいます。

「うちの子がそんなことをするわけがない。証拠はあるのか?」
「相手が先にやってきたに違いない。うちの子は自分を守っているだけだ。うちの子のほうが被害者だ」
「悪いのはうちの子だけじゃないはずだ。なんでうちの子だけ責めるのか?」

我が子を守りたい一心なのでしょうが、これでは決して本人のためになりません。まず大切なのは事実をつかむことです。

本人に話を聞く時に大切なのは、子ども自身の口から本当のことを言えるようにしてあげることです。ですから、感情的な詰問口調にならないようにしてください。
または、「いじめなんかしていないよね。していないなら『していない』って言いなさい」というように、つい都合のいいほうに誘導尋問してしまう人もいますので、これも気を付けてください。

子どもに次のように伝えてください。
「正直に全部話してほしい。間違ったことをしたなら、それを話してほしい。話しにくいことも正直に話してほしい。それがつぐないの第一歩だよ。これからどうしたらいいか一緒に考えよう。謝るべきことはちゃんと心から謝って許してもらおう。お母さん・お父さんも一緒に謝るからね」

日頃から親子の間に信頼関係があれば、子どもは本当のことを話せます。
親を信頼していれば、「正直に話しても親は受け入れてくれる。間違ったことをした自分でも見捨てることはない。自分と一緒に謝ってくれる。これからどうすればいいか一緒に考えてくれる。間違ったことをした自分を正しいほうに導いてくれる」と思うことができるのです。

子どもの話を聞いたら、共感していいところはしてあげますが、やはり悪いところははっきり悪いと言ってあげてください。

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最終更新:11/9(土) 17:04
ベネッセ 教育情報サイト

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